iPodシリーズの歴史とは? わかりやすく解説

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iPodシリーズの歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 16:19 UTC 版)

iPod」の記事における「iPodシリーズの歴史」の解説

最初iPodマッキントッシュ専用デジタルオーディオプレーヤーとして2001年10月23日発表され2002年発売第2世代Windowsにも対応した。「iTunesライブラリ収めた音楽を外へ持ち出す」というコンセプト開発されており「まずiTunesありき」である点が、先行していた他のデジタル音楽プレイヤーとははっきり異なる。これはiPod発表時の惹句iTunes to go」によく現れている。この惹句iBookアイブック発表時のiMac to go」にかけたもの日本ではGoodbye MD」という惹句ミニディスク市場からの占有率獲得目指した。iPodiTunesとの同期機能を備えることにより、自宅での環境そのまま外へ持ち出すというコンセプトをより鮮明にした。 発売され初期の頃電池消耗劣化激しく、更に電池交換費用高額だった購入後、僅か90日間製品保証だった)ために、米国では購入者から電池交換費用安くするよう運動デモ起こされ集団訴訟にまで発展した。この訴訟Apple社応じた和解の条件以下の通りである。2004年5月31日までに第3世代までのiPod米国購入した米国居住者に対してバッテリ無償交換もしくは50ドル商品券を渡すこと、あるいはその期間までにiPod電池交換有償受けた購入者には最大50パーセント有償交換金額返金応じる、の2点である。イギリスの国会でもiPod電池劣化問題話題となったが、2004年6月以降からは電池改良され、更にサポートとしてAppleCare Protection Plan発売され解決している。2005年10月14日には、電池交換サービス料金従来15,750円か半額以下の6800円に改訂された。 iPod新製品発表直後発売開始されるため、初期出荷数と需要バランス悪く人気集中する発売から数か月購入難しくなる状況陥る場合多かったiPod miniiPod shuffle場合がそれに該当し店舗入手困難状況数ヶ月間は続いたiPod普及する要因になったのは、使いやすいUIシンプルなデザインもあるが、多くユーザによるネット上でトラブルシューティング多さが、iPodデジタル音楽プレイヤースタンダード地位押し上げ今なおiPodユーザ増やしている。そのため、2007年現在日本総売上の約5割がiPodシリーズである。米国では8割近い。 日本ではiPod2003年に、iPod mini2004年に、更にiPod shuffle2005年揃ってグッドデザイン賞受賞したちなみにiPod mini金賞を、iPod shuffleグッドデザイン賞ベスト15選ばれた。更にロジクール社が出したiPod用のワイヤレスヘッドホン同様に2005年グッドデザイン賞選出された。 2005年10月12日動画の再生対応した第5世代iPod発表され同時に動画転送のためのツールであるiTunes 6を発表した2006年1月11日に「iPod Radio Remote」という名でサードパーティからは既に発売され以降も公式な対応が求められていたFMラジオチューナー機能付きのワイヤードリモコンが発表され第5世代以降発表shuffleを除くモデルでのラジオ受信が可能となったファームウェア上でRadio Data System標準準拠したデータ送られラジオ局情報聞いている曲、ミュージシャンの名前などの情報表示される仕様となっている。北米などを中心にRDSは既に開始されているものの、日本FMラジオ放送ではこのRDS送信しておらず、現在は特に何も表示されない。日本見えるラジオなどのFM文字多重放送には対応していない。第5世代発表から11か月後の2006年9月12日にはマイナーチェンジが行われ、新たに80GBモデル投入された。主な改良点液晶ディスプレイ高輝度化(従来比160%)、動画再生機能強化iTunes Storeからのゲームダウンロードに対応、等。同時に映画コンテンツ2006年9月在日本では開始されていない)・5GiPod向けゲームダウンロード対応したiTunes 7が発表された。なお、この際第1世代iPodからリクエストされてきたギャップレス再生機能サポート2007年2月8日アメリカ合衆国ニューヨーク州のカール・クルーガー上院議員iPodなどの電子機器操作しながら横断歩道を渡ることを禁じ法案同州議会提出した同州ではiPodなどの電子機器操作しながら横断歩道歩いていた住民が車に轢かれ死亡する事件が3件発生しそのうち1件は「危ない」と叫んでいたのにもかかわらず気付かず轢かれ死亡した2014年9月10日開かれたAppleスペシャルイベント終了後公式サイトApple StoreでのiPod classic取り扱いなくなり、各メディアにおいて販売終了したことが報道された。これにより2001年から続いた特徴的なスクロールホイール搭載した全てのiPodラインナップから姿を消したこととなる。

※この「iPodシリーズの歴史」の解説は、「iPod」の解説の一部です。
「iPodシリーズの歴史」を含む「iPod」の記事については、「iPod」の概要を参照ください。

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