和解の条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 19:22 UTC 版)
「オリコン・烏賀陽裁判」の記事における「和解の条件」の解説
和解条件は下記の通りである。 1(1) サイゾーは本件コメントが不正確なものであり、かつ、烏賀陽の了解を得ないで掲載したことを謝罪する (2) サイゾーはオリコンに対し、音楽ヒットチャートの信頼性について、読者に誤解を与えたことを謝罪する (3) サイゾーは烏賀陽に500万円の損害賠償金を支払う (4) (略、内容は損害賠償金の支払いの分割方法の取り決め) (5) 揖斐憲・サイゾー編集長兼サイゾー社長は、上記の烏賀陽への債務を連帯して保証する 2(1)ア、オリコンは損害賠償請求を放棄する イ、烏賀陽はオリコンに対する反訴請求を放棄する (2) 烏賀陽とオリコンは、和解内容の公表にあたっては、和解の趣旨と経緯を踏まえた対応をする。 オリコン側は8月3日、「裁判所から提示された和解案に基づき、烏賀陽氏は当社の提訴に対する反訴請求を放棄し、当社も烏賀陽氏に対する損害賠償請求を放棄することで和解が成立」と発表した。8月6日、烏賀陽側はこの発表が「和解過程の順序を意図的に歪曲して並べ替え、和解条項2(2)に違反している」として同社に内容証明郵便を送り、抗議のうえ訂正を求めた。サイゾーも和解条件に基づいて、代表取締役の揖斐憲名で、「同訴訟は、本誌記事に、烏賀陽氏のコメントとして掲載した箇所が争点となっておりましたが、該当箇所は同氏のコメントとして引用するには不正確なものであり、また同氏の了解を得ないまま掲載したものでした」「また、これらのコメントから構成された記事は、オリコンが発表する音楽ヒットチャートの信頼性について、読者に誤解を与えるものでした。」と謝罪した。 この和解について、朝日新聞は「実質的な逆転勝訴」と報じている。
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