バーンズ・アンド・ノーブル(NYSE:BKS)
住所: | 122 Fifth AvenueNew York, NY 10011United States |
電話: | 1- (212) 633-3300 |
FAX: | 1- (212) 675-0413 |
ウェブサイト: | http://www.barnesandnobleinc.com |
業種: | サービス |
業界: | 小売(専門品) |
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バーンズ・アンド・ノーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/11 14:00 UTC 版)
バーンズ・アンド・ノーブル(Barnes & Noble, Inc.)は、アメリカ合衆国で最大の書店チェーンであり、また最大の専門小売店である。2009年10月現在、同社はアメリカの50州とコロンビア特別区で合計777の店舗を運営している。2020年12月現在、投資運用会社Elliott Managementが所有している。
同社は地域によっては、ブックスター(Bookstar)あるいはB.ドルトン(B.Dalton Booksellers)という名称でも、小規模な書店をチェーン展開している。ブックスターは屋外型のショッピングセンター店舗に、B.ドルトンはショッピングモール内の店舗に使用される名称である。
バーンズ・アンド・ノーブルは大規模で高級感のある店舗を構えることで有名で、多くの店舗がスターバックス・コーヒーを提供する喫茶コーナーとベストセラー本を値引き販売するコーナーを設置している。ほとんどの店舗で雑誌、新聞、DVD、劇画、贈答品、ゲームや音楽メディアを併売している。
歴史
創業は1965年。ニューヨーク大学の学生で、大学内の生協でアルバイトをしていたレオナルド・リッジオが、「本を売るなら、自分でやったほうがうまくゆく」とグリニッジ・ヴィレッジに小さな学生向け書店をオープンしたのがきっかけ。優れたサービスと知識豊かなスタッフのおかげで評判になり、1970年代には6店舗を展開するまでに拡大。その後、5番街の書店を買い取って総合書店へ転身し、全米に積極的に進出した。
レオナルド・リッジオの兄弟であるスティープ・リッジオが2003年1月から2010年3月までCEOを務めた。スティーブ・リッジオは電子書籍への対応に出遅れ、2010年8月には身売りが検討されていると報じられている[1][2]。
2019年6月7日、投資運用会社Elliott Managementはバーンス・アンド・ノーブルを6億8300万ドルで買収すると発表[3]。8月7日に買収を完了した[4]。
Nook
Androidベースの電子書籍リーダー。2009年11月にアメリカ合衆国で発売された。当初は6インチの電子ペーパーディスプレイ搭載機であったが、2011年に7インチカラー液晶ディスプレイ搭載機(Nook Color)が発売された[5]。
出典
- ^ “バーンズ・アンド・ノーブルが身売り検討、電子書籍市場で苦戦” (日本語). ロイター (ロイター). (2010年8月4日) 2010年8月31日閲覧。
- ^ “【電子書籍ウォーズ(上)】グーグルとアマゾンの攻勢 プラットホーム確立が生命線” (日本語). 産経新聞. (2010年8月29日) 2010年8月31日閲覧。
- ^ “Barnes & Noble Set To Be Sold To Elliott Management For About $683 Million” (英語). NPR.org. 2020年12月21日閲覧。
- ^ “Elliott Completes Acquisition of Barnes & Noble” (英語). Bloomberg.com. (2019年8月7日) 2020年12月21日閲覧。
- ^ “Nook Color first hands-on!(updated: with video)”. engadget.com (2010年10月26日). 2012年8月14日閲覧。
関連項目
- ボーダーズ・グループ - アメリカ国内でのライバル企業グループ。
外部リンク
バーンズ・アンド・ノーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/15 08:46 UTC 版)
「1-Click」の記事における「バーンズ・アンド・ノーブル」の解説
1999年10月にAmazon.comは「エクスプレス・レーン」と呼ばれるワンクリック購入機能を提供した「バーンズ・アンド・ノーブル」に対し、米国において特許侵害訴訟を提起した。バーンズ・アンド・ノーブルが開発した方法は、特許の抵触回避のため、顧客に購入を承認する2クリック目を求めるという設計変更を施していた。証拠を審査した後、同年12月1日、判事はバーンズ・アンド・ノーブルに対し、訴訟が終了するまでエクスプレス・レーンの提供を止める予備的差し止め命令を出した。提訴から41日というスピード結審だった。判決では、Amazon.comの特許は特許となる要件を満たしており、バーンズ・アンド・ノーブル社の注文方式はAmazon.comの特許に酷似していると判断した。そしてこの特許侵害を放置することはAmazon.comに回復不能な損害を与えるとした。判決文にはクリスマス休暇のショッピングについても述べており、この裁判が早期に結審したのは同年のクリスマス商戦の前に結論を出すという判断があったと考えられている。控訴審の後、2002年に訴訟は終結したが、バーンズ・アンド・ノーブルが特許のライセンスを取得したかどうかや、アマゾン側に金銭の支払いを行ったかどうかなどを含む和解の条件については公開されなかった。 この訴訟に関連して、自由ソフトウェア財団はAmazon.comへのボイコットを促した。ボイコットは2002年9月に取り下げられた。
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