ワンクリック(わんくりっく)
ワンクリックとは、商品の届け先やクレジットカードの番号などの個人情報をあらかじめ登録しておくことで、チェックアウトの手順を簡略化できるようにしたシステムのこと。
インターネットを通じてアクセスしてきた顧客に対し、住所やカード番号などのわずらわしい入力作業を省略し、IDとパスワードの入力だけで商品の購入ができるようにするものだ。マウスを一度クリックするだけで購入の決済ができることから、ワンクリックを呼ばれている。
この「ワンクリック」技術は、オンライン書籍販売大手のアマゾン・コムが1997年、米国特許商標庁に特許を申請し、2年後の1999年に認可が下りて特許権を成立させた。しかし、アマゾンと同業のバーンズ&ノーブル・コムが類似の技術を使った「エクスプレス・チェックアウト」を開始し、両者の間で訴訟となっているところだった。
商品を販売するウェブサイトでは、ワンクリックのように顧客にとって便利なシステムは欠かせない。先行して特許を取得した権利者の利益を認めるのか、それとも電子商取引(イー・コマース)における全体の利益を優先させるのか。インターネットの商用利用の未来がかかっているようにも見える。
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(2002.03.11更新)
ワンクリック
ワンクリ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/24 14:28 UTC 版)
ワンクリ
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ワンクリック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 20:15 UTC 版)
特許概要 「通信ネットワークを介した購入注文を申し込むための方法およびシステム」 1999年9月28日、米国で登録 Amazon.com 消費者がインターネット上で購買取引を行う場合に、住所や電話番号といった連絡先やクレジットカード番号などを1度ユーザー登録すれば、2度目の購買時からはユーザーIDの入力だけで煩雑な再入力が省ける。 Amazon社が本ビジネスメソッド登録を申請した当時は、インターネット画面を通じた電子情報だけで購入申込みと支払い手続きを済ませる手法に、多くの企業が信頼性に不安を持っていた。また、顧客に対して必要な情報を毎回繰り返し入力を求めることで、顧客も安心すると考えていた。Amazon社は書籍などの比較的安価な物品を顧客に何度も継続して購入してもらうことが良いと考え、必要な登録手続きを最初の1度だけで済ませることにした。インターネットを用いた購買が普及すると、このような簡便な方法が標準となった。
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