demonとは? わかりやすく解説

demon

別表記:デーモン

「demon」とは

「demon」は英語の単語で、日本語では「悪魔」や「鬼」と訳されることが多い。神話宗教ファンタジー作品などでよく登場し人間苦しめ存在として描かれることが多い。また、比喩的に悪魔のような人」や「鬼のようなトレーニング」などといった表現にも使われる

「demon」の発音・読み方

「demon」の発音は、IPA表記では/diːmən/となる。IPAカタカナ読みでは「ディーマン」となり、日本人発音するカタカナ英語では「デーモン」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「demon」の定義を英語で解説

A 'demon' is a supernatural being, typically associated with evil, prevalent in religion, occultism, literature, and folklore. The original Greek word 'daimon' does not carry negative connotations. However, in modern context, 'demon' is generally used to refer to malevolent beings.

「demon」の類語

「demon」の類語としては、「devil」、「fiend」、「evil spirit」などがある。これらの単語も「悪魔」や「邪悪な霊」といった意味を持つが、それぞれ微妙にニュアンス異なる。

「demon」に関連する用語・表現

「demon」に関連する用語表現としては、「demonic」、「demonize」、「demonology」などがある。「demonic」は形容詞で、「悪魔のような」や「悪魔的な」を意味する。「demonize」は動詞で、「悪魔化する」や「非難する」を意味する。「demonology」は名詞で、「悪魔学」や「悪魔についての研究」を意味する

「demon」の例文

以下に「demon」を使った例文紹介する1. He fought like a demon.(彼は鬼のように戦った。)
2. The demon of jealousy possessed him.(彼は嫉妬悪魔取り憑かれた。)
3. She has a demon for work.(彼女は仕事の鬼だ。)
4. The story is about a boy who can summon demons.(その話は、悪魔召喚できる少年についてのものだ。)
5. He was demonized by the media.(彼はメディアによって悪魔化された。)
6. The demon of doubt began to haunt me.疑念悪魔が私を悩ませ始めた。)
7. The book explores the demonology of various cultures.(その本様々な文化悪魔学探求している。)
8. He has a demon for cleanliness.(彼は清潔さの鬼だ。)
9. The game involves fighting against demons.(そのゲーム悪魔と戦うことを含んでいる。)
10. The demonic figure in the painting frightened me.(その絵の中の悪魔的な姿が私を怖がらせた。)

デモン【demon】

読み方:でもん

デーモン


デーモン【demon】

読み方:でーもん

《「デモン」とも》鬼神悪霊悪魔


悪霊

(demon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/28 10:04 UTC 版)

日本の神話悪霊の一種、江戸時代の絵画。
破壊の天才の勝利、ミハルス・ジシーの作品、1878年

悪霊(あくりょう)また悪鬼 とは神話宗教小説における超自然的な悪しきキリスト教仏教など宗教ごとに意味は異なるほか地域ごとにも意味は異なる。たたりをする死霊[1]を指す宗教もある。悪霊は、祟りや呪いによってわざわい(病気、不運など)の原因となると考えられているものである。

英語の「evil spirit」、ドイツ語の「böser Geist, Böse Geister」など、あるいは悪魔、(善神に対立する)悪神などにあたる概念が「悪霊」と翻訳される。

悪霊に対する文化

呪術師、神主祈祷師などに、悪霊ばらい(みそぎ)、祓い(はらい)を依頼するという習慣やしきたりは、東南アジアインドスリランカ日本などのアジアをはじめアフリカ中南米など世界各地に見られる。

霊に対し、善霊と悪霊の二元論が徹底しない曖昧な社会もある[2]。一方、西欧のキリスト教のように悪霊を絶対的な悪の存在として一元化し、認識される場合もある[3]。またキリスト教など憑依をするのは悪霊のみで聖霊が憑くことはないとする立場もあり[4](聖霊には「満たされる」や「導かれる」とあえて区別して表現する)、一神教的文化が支配的になった社会では「憑依」の概念が悪霊や異教徒の領域へと押し込められていったとする指摘がある[2]

歴史的には霊的対象と個別取引を行う信仰と世界宗教による普遍化の間に、葛藤・共存・融合がみられる[5]。古ゲルマン社会は死者と生者との個別取引・直接交渉・直接対決を許容する文化で、死者が悪しき亡霊に変身した際には個々の対処が必要とされたが、キリスト教社会ではあらゆる災因がサタンや悪霊など絶対的な悪の属性をもつ存在に一元化され、これを神の力で排除するという枠組みに変化した[6]。これに対して仏教では、怨霊を力ずくに調伏させるというより、経典読誦による供養を通して悪霊との和解を模索し鎮めるという、仏法の力による悪霊の救済の枠組みで捉えられる[6][7]

各宗教における悪霊

キリスト教

聖書には、イエス・キリストが悪霊を追い出し、病を癒し、また弟子たちに悪霊を追い出す権威を授けたと書かれてある[8][9][10][11]教父テルトゥリアヌスアウグスティヌスは、異教の神々は堕落した御使いである悪霊だと説明している[12]カトリック教会には、エクソシスムエクソシストがあり、プロテスタントでは悪霊追い出しと呼ばれる。サタンと悪霊は堕落した御使いという共通点があるが、サタンと悪霊は区別されている。この場合サタンは堕落した御使いの階級的頂点にある存在であり、悪霊はその手下を指している[13]ウェストミンスター信仰基準は全人類の始祖がサタンの悪巧みと誘惑にそそのかされて罪を犯し[14]、堕落したために、人間は生まれながらにして怒りの子、サタンの奴隷であると告白する[15][16]福音派ノンクリスチャンがすべて悪魔の支配下にあり、宣教の働きは彼らを悪魔の支配下から神の支配下に移すことであると定義する[17][18][19]。特に保守的福音派では悪霊の働きへの警戒と個々人の罪の自覚化か重視され、悪霊払い(exorcism)と罪の告白(confession)が霊体験の癒しの上で重視される[20]

仏教

仏教では因果の理法という普遍主義的原理の下で悪霊が捉えられる[21]。例えば『法華験記』の「天王寺の別当道命阿闍梨」には「悪霊」に取りつかれた女性が登場するが、この悪霊は女性の死んだ夫で、生前に悪事を重ね、仏教的功徳を積まなかったため阿鼻地獄に落ちて苦しんでいるという構図になっている[22]。この話では男が生前に一度だけ聞いた阿闍梨という高僧の読経が唯一の救いとなり、女性が阿闍梨を訪ねて読経してもらうと男は地獄から脱して蛇身に生まれ変わる[23]。このように「悪霊」は必ずしも生者に対する怨みを晴らすために出てくる怨霊とされているわけではなく[23]、仏教的理念のもとでは因果応報や追善回向などの普遍主義的原理の影響を受けている[24]

出典

  1. ^ 『広辞苑 第四版』『広辞苑 第五版』
  2. ^ a b 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、235頁。 
  3. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、143頁。 
  4. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、166-167頁。 
  5. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、9頁。 
  6. ^ a b 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、143頁。 
  7. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、88頁。 
  8. ^ それからイエスは十二弟子を呼び集めて、彼らにすべての悪霊を制し、病気をいやす力と権威とをお授けになった。ルカによる福音書(口語訳)#9:1
  9. ^ マタイによる福音書(口語訳)#10:8
  10. ^ ルカによる福音書(口語訳)#10:17
  11. ^ 使徒行伝(口語訳)#16:16-18
  12. ^ 神の国
  13. ^ ビリー・グラハム『天使』いのちのことば社
  14. ^ ウェストミンスター信仰告白第6章「人間の堕落と罪、およびその罰について」
  15. ^ ウェストミンスター小教理問答問い27
  16. ^ ウェストミンスター信仰基準新教出版社
  17. ^ 『キリスト者の戦い』
  18. ^ 『新聖書辞典』
  19. ^ 尾山令仁『ローマ教会への手紙』羊群社
  20. ^ 池上良正「癒しと霊体験 : 現代アメリカのキリスト教神癒論を題材として」『哲学・思想論集』第20巻、筑波大学哲学・思想学系、1995年3月、 51-76頁、 doi:10.15068/00157422ISSN 02867648NAID 120006714136
  21. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、69頁。 
  22. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、70頁。 
  23. ^ a b 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、71頁。 
  24. ^ 池上良正 『死者の救済史』角川選書、2003年、72頁。 

参考文献

関連項目



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