パワー・フォー・リビング
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/31 04:56 UTC 版)
パワー・フォー・リビング(Power For Living)は米国のアーサーS.デモス財団(Arthur S. DeMoss Foundation)が無料配布しているキリスト教系書籍の名称。
来歴
- 1955年 - アーサー・S・デモスによって、ナショナル・リバティー財団が設立される
- 1979年 - アーサー・S・デモスが53歳で没。夫人のナンシー・S・デモスが、遺産のうち2億ドルをあてて、ナショナル・リバティー基金を設立。後に名称を現在のものに改める。
- 1983年 - 米国にて書籍「パワー・フォー・リビング」の配布開始
- 1999年 - 米国にてテレビCMによる広告開始。
- 2001年 - ドイツで配布開始
- 2007年 - 日本で配布開始
概略
- 『パワー・フォー・リビング』の原書は、キリスト教プロテスタント単立教派の牧師Jamie Buckinghamが書いたキリスト教系書籍。クリスチャンとなった有名人の体験等を綴ったもので、未入信者向けの内容である。
- 日本語版は2007年1月1日発行、その内容はクリスチャンの証し、クリスチャンになるためのキャンパス・クルセード・フォー・クライストの四つの法則、クリスチャン生活を送るための聖霊の力である。末尾に「さらにお知りになりたい方へ」と、料金受取人払の郵便葉書が綴じ込みで付いている。なお「成功を手にした8人」は、次の通り。
- 日本語版の窓口は福音派の尾山謙仁牧師と宣教団体新生宣教団である。
アーサーS.デモス財団
- 『パワー・フォー・リビング』を配布しているアーサーS.デモス財団は、主にキリスト教プロテスタント福音派を支援している財団で、特に中絶や同性愛に反対し、創造論、創造科学やインテリジェント・デザインの普及をはかるキリスト教右派との繋がりが深いとされている。
- キリスト教を広めることを目的としたものであり、独自の教義や教祖を持つ宗教団体ではない。よって、財団の活動に協力するキリスト教信者はいても、財団ないし『パワー・フォー・リビング』それ自体の信者という者は存在しない。CMに出演している人達はプロテスタントのキリスト教徒である。
- 財団の豊富な資金力を背景に、『パワー・フォー・リビング』配布のための広告活動がこれまでアメリカ、ドイツでなされてきており、2007年1月8日から2月1日まで日本でも新聞広告及びコマーシャルを流すようになった。
- ドイツではこの財団のコマーシャルは、ドイツ連邦放送審議会(Germany's Federal Broadcasting Commission)によって「宗教思想を宣伝する広告」であると認定され、2002年1月に放送禁止となっている。
有名人の関係者
- 日本版コマーシャルの出演者
- トレイ・ヒルマン (プロ野球、元北海道日本ハムファイターズ・カンザスシティロイヤルズ監督)
- 久米小百合 (歌手)
- VERBAL (m-floメンバー)
- ジャネット・リン (元フィギュアスケート選手)
- アメリカ版コマーシャルの出演者
- ジャネット・リン (元フィギュアスケート選手)
- レジー・ホワイト(元NFL選手、牧師)
- ジェニファー・オニール(ハリウッド女優)
- ベルンハルト・ランガー(プロゴルファー)
- ミシェル・エイカーズ(女子サッカー選手)
- アンディ・ペティット(MLB、ニューヨーク・ヤンキース投手)
全員プロテスタントのキリスト教徒として知られている。
日本国内での反響
- TVコマーシャルについては、宗教色を全く無くし「本の宣伝」と捉えている日本テレビとテレビ朝日、そしてテレビ東京が放送を行った一方、無料で本をプレゼントしていること以外何を訴えているCMなのかが判らず不明瞭な点が多い事もあり、TBSとフジテレビ[1]、関西テレビがコマーシャルの放映を見合わせた。なおフジテレビでの放送は見合わせているが、系列局では放送されている(東海テレビなど)。
- 新聞への広告は、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、東京新聞の各紙に掲載された[1]。
- 雑誌では、『週刊文春』、『週刊新潮』、『週刊朝日』『週刊ベースボール(ヒルマン監督版のみ)』に掲載された。『週刊現代』、『週刊ポスト』、『サンデー毎日』は掲載を見合わせた[1]。
脚注
関連項目
外部リンク
- 新生宣教団日本語版の窓口
- パワー・フォー・リビング公式サイト(アメリカ)
「Power for Living」の例文・使い方・用例・文例
- 開会の辞:Dotty Powers(議長)が午後6 時30 分に会議を開始し、新会計係のClaire Hudsonを紹介した。
- さまざまな事業:Powersさんは、センターの青少年バスケットボールプログラムがBrookville Inquirer の記事内で最近、賞賛されたと知らせた。
- 会議は、Powersさんによって午後7時30分に一時休会とされた。
- 技術部のPhil Powersが、先週後半に異動の辞令を受け、来月末にDunkirk工場へ転勤することになりました。
- Phil Powersの異動を担当した。
- 5 月15 日の午前8 時30 分から午後3 時まで、Oceanview公園で開催される、毎年恒例のWalk for Petsについてのお知らせです。
- イベントによる収益金の半分は、捨てられたペットのための保護施設であるHome for Petsに使われ、残りはさまざまな動物福祉団体に分配されます。
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- Bradfordの新人会計士2 名が今年の監査を担当すると連絡がありました。
- こんにちは、Bradfordさん。
- 昨日Bradfordさんが受け取られたデスクランプについてお電話を差し上げています。
- 取り違えてしまって申し訳ありませんが、あのランプは別のお客様に送られるはずのもので、誤ってBradfordさんに配送されました。
- Bradfordさんが受け取るはずだった商品は、Anne Keeganさんからの贈り物のご注文でした。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- 着手する; 〔…の〕端緒を開く 〔for〕.
- 紺 《Oxford 大学およびその選手の色標》.
- 〔音楽会などへの〕優待券, 招待券 〔to, for〕.
- 等位接続詞 《and, but, or, for など; ⇔subordinate conjunction》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- [for a] holiday to [in] France last year. 昨年は休暇をとってフランスへ旅行した.
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