G∴D∴団とは? わかりやすく解説

G∴D∴(黄金の夜明け)団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 02:53 UTC 版)

銀の星」の記事における「G∴D∴(黄金の夜明け)団」の解説

新参者(Neophyte、ニーオファイト) (1°=10□):この位階の名称はギリシャ語の neophytos(「新たに企てられた」という意味)に由来する。「新参者位階真の秘儀参入が行われる最初位階であり、志願者成長の場である肥沃な霊的土壌身を置く。「新参者」は「自己存在本性能力制御」を達成するという課題科せられる。これは「界層の上昇」技法習得活用換言すれば星幽界の完全な制御獲得することによって遂行される。「熱心者」の位階への参入最短で8ヶ月後に受けられ、The Passing through the Tuat という儀式通じて行われるこの位階は生命の樹マルクト対応する熱心者(Zelator、ジーレイター) (2°=9□):「熱心者」の主な作業アーサナ座法)とプラーナーヤーマ調息)の完全な成功をおさめることである。彼はまた、薔薇十字術式学習開始する。"Zelator" という言葉はおそらくギリシャ語の zealos (熱意)から派生している。これは、この位階の主要訓練特徴づけている、エネルギー形成的技法であるアーサナプラーナーヤーマ関連している。この位階の誓約書では、「熱心者」は「自己存在基礎制御することを達成すること」となっている。それはこの位階がイェソドセフィラ関連づけられているからである。「実践者」への昇進書類上のみで参入儀式要求されず、与えられる時期制約はない。この位階は生命の樹イェソド対応する実践者(Practicus、プラクティカス) (3°=8□):「実践者」は知的訓練完了すること、特にカバラ学習することが期待されるこの位階の名称は、それ以前位階獲得した技能を「実際に活用するということ示唆している。「実践者」は「自己存在制御達成すること」が要求される。それは自身思考制御することを会得するということであり、思考言葉行為一点集中させることができるようになるということである。「哲学者」への昇進は「実践者」への昇進同様、書類上のみで時期制約なく与えられるこの位階は生命の樹ホド対応する哲学者(Philosophus、フィロソファス) (4°=7□):「哲学者」は道徳的訓練完了することを期待される。「哲学者」は団に対す忠誠試される。特にこの位階は、『アスタルテの書』で概説されているような様々な神格への崇拝専心することを重視している。この位階の誓約次のように特徴づけられる。「哲学者」は「自己存在誘引反発制御達成」しようと決意する。この努力はまず第一に自身好きなものと嫌いなもの超越すること、意図的に道徳無視すること、といったようなことに向けられる。この目的は、自己組み込まれ固定観念脱却し、完全に平静保った観点達することである。この過程完成をもって境界の主」への昇進となる。昇進時期指定所定儀式もない。この位階は生命の樹ネツァク対応する。 「煩悩」も参照 境界の主Dominus Liminis、ドミナス・リミニス) (中継位階):「境界の主位階は、イェソド中心とする外陣であるG∴D∴団と、ティファレト中心とするR∴C∴団をつなぐ「」である。「境界の主」の作業は、それ以前位階作業拡張し精錬させ、これを整合性取れた統一体へと統合することである。「新参者」の自己統制、「熱心者」のエネルギー、「実践者」の一点集中、「哲学者」の中立性融合して熱望の力を強化し精錬させる作業へと転ずる実際この位階の誓約はまさにそれで、「自己存在熱望制御達成すること」となっている。Dominus Liminis という名称は「境界の主」(Dominusラテン語主格「主」、Liminis:ラテン語所有格境界の」)を意味しマグレガー・マサースの旧・黄金の夜明け団の「門の主」(Lord of the Portal予備門の小径の主)を置き換えたのであるここで言う「門」(入り口)ないし「境界」(敷居)とは、秘儀参入者がまさに外陣であるGD小密儀から内陣であるRR & AC紅薔薇黄金十字)の大密儀へと通過しようとしているという事実を指し示すのである

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