Allium thunbergiiとは? わかりやすく解説

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やまらっきょう (山辣韮)

Allium thunbergii

Allium thunbergii

Allium thunbergii

Allium thunbergii

わが国本州福島県以南から四国九州それに台湾朝鮮半島南部中国分布してます。山地草原生え、高さは3060センチになります線形で3稜があり、基部に3~5個がつきます9月から10月ごろ、花茎伸ばして散形花序をつけ、紅紫色の花をいっぱいかせます。名前は、鱗茎が「ラッキョウ」に似ていることから。でも食用にはなりません。
ユリ科ネギ属多年草で、学名は Allium thunbergii。英名はありません。
ユリのほかの用語一覧
ネギ:  千島辣韮  大蒜  姫蝦夷葱  山辣韮  浅葱  玉葱  白馬浅葱

三角韮

読み方:サンカクニラ(sankakunira)

ヤマラッキョウ別称
ユリ科多年草

学名 Allium thunbergii


山薤

読み方:ヤマラッキョウ(yamarakkyou)

ユリ科多年草

学名 Allium thunbergii


山辣韮

読み方:ヤマラッキョウ(yamarakkyou)

ユリ科多年草

学名 Allium thunbergii


山韮

読み方:ヤマラッキョウ(yamarakkyou), ヤマニラ(yamanira)

ユリ科多年草

学名 Allium thunbergii


紫蒜

読み方:ムラサキビル(murasakibiru)

ヤマラッキョウ別称
ユリ科多年草

学名 Allium thunbergii


ヤマラッキョウ

(Allium thunbergii から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 22:25 UTC 版)

ヤマラッキョウ
東北大学植物園 2017年11月
保全状況評価[1]
DATA DEFICIENT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
: ネギ属 Allium
: ヤマラッキョウ
A. thunbergii
学名
Allium thunbergii G.Don[2]
シノニム
和名
ヤマラッキョウ(山辣韭)[4]

ヤマラッキョウ(山辣韭、学名:Allium thunbergii)は、ヒガンバナ科ネギ属多年草[5]

ニラの臭いは弱い[3][4]。冬季には地上部は枯れて姿を消し[3][6]、地下の鱗茎だけが越冬する[6]

特徴

地下の鱗茎は狭卵形で、長さ2 - 3センチメートル(cm)になり、外皮は灰白色で、ときに古い外皮は繊維状に残る。は、春に3 - 5個が根出状に出て、長さ20 - 50 cm、幅2 - 5ミリメートル(mm)になり、広線形で、断面は鈍三角形で中は中空、下部は葉鞘となる[3][4][5][6]

花期は9 - 11月。花茎は高さ30 - 60 cmになり、茎先に多数のが束生し、径3 - 4 cmの球状の散形花序になる。花柄は長さ10 - 15 mmになり、同属のラッキョウ A. chinense と比べると花柄は短く、花序は混み合ってみえる。花被片は離生し、6個あって平開せず、紅紫色をし、楕円形から長楕円形で長さ5 - 6 mmになる。雄蕊は6個あり、花糸は花より著しく長く突出し、花糸基部に歯牙はあるがラッキョウほど大きくはない。葯も紫色になる。花柱も細長く花から突き出る。子房は下位で3室あり、花後、倒心形の蒴果となる。蒴果は径5 mmになり、3稜あって胞背裂開し、種子は黒色になる[3][4][5][6]

分布と生育環境

日本では、本州(秋田県以南)、四国、九州に分布し、山地の草原に生育する[5]。世界では朝鮮半島中国大陸台湾に分布する[5]

名前の由来

和名ヤマラッキョウは、「山辣韭」の意で、「山に生えるラッキョウ」の意味である[3]

種小名(種形容語)thunbergii は、スウェーデンの植物学者、カール・ツンベルクへの献名[3]

下位分類

利用

地上部が枯れる前に鱗茎を掘り起こし、きれいに水洗いし、軽くゆでて、甘酢酢味噌で食べる。春から秋までの軟らかい葉は、天ぷら油炒め、麺類の薬味にする[6]

ギャラリー

脚注

  1. ^ Rhodes, L. & Maxted, N. (2016). Allium thunbergii. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T20666626A20694846. doi:10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T20666626A20694846.en Downloaded on 05 January 2019.
  2. ^ ヤマラッキョウ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ a b c d e f g 『新牧野日本植物圖鑑』p.855, p.1350
  4. ^ a b c d 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.259
  5. ^ a b c d e 『改訂新版 日本の野生植物 1』p.241
  6. ^ a b c d e 『食べられる野生植物大事典(草本・木本・シダ)』pp.90-91
  7. ^ シロバナヤマラッキョウ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)

参考文献



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