ADMINISTRATOR

実用日本語表現辞典

administrator

別表記：アドミニストレイター

「administrator」とは、管理者のことを意味する英語表現である。

「administrator」とは・「administrator」の意味

「administrator」とは、コンピューターやシステムなどの管理者のことを指す。特に、Windowsオペレーティングシステムにおいて、管理者権限を持つユーザーを「administrator」と呼ぶ。このユーザーは、システム全体に対して変更や設定を行うことができる。Windowsにおいて、「administrator」は、システム全体の設定を変更したり、プログラムのインストールやアンインストールなどの作業を行うことができる特権を持ったユーザーとして、非常に重要な役割を担っている。

なお、Windowsにおいて「administrator」は、通常のユーザーアカウントとは異なる管理者権限を持つ特別なアカウントであり、パスワードの設定などにも注意が必要である。また、「administrator」アカウントにログインする場合は、セキュリティ上の理由から、必要に応じて確認画面が表示されることがある。

「administrator」の略語

「administrator」の略語は、「admin」となる。この略語は、ITやコンピューター関連の分野でよく使用されている。また、「admin」という略語は、Webサイトやアプリケーションの管理画面において、管理者用のログイン画面などで頻繁に使用される。

「administrator」の語源・由来

「administrator」は、ラテン語の「ad」（to）と「ministrare」（to serve）から派生した言葉であり、「管理者」や「行政官」といった意味を持つ。この言葉は、主に政治や行政の分野で使用されていたが、現代では、ITやコンピューター関連の分野でも使用されるようになっている。

コンピューターにおいて「administrator」という用語は、システムやネットワークを管理する権限を持っているユーザーのことを指す。この用語が使われるようになったのは、1970年代に開発されたUNIXオペレーティングシステムにおいてである。UNIXでは、管理者権限を持ったユーザーには「root」というユーザー名が割り当てられており、このユーザーはシステム全体を管理することができた。後に、Microsoft WindowsやApple macOSといったオペレーティングシステムでも、「administrator」という用語が導入され、同様の役割を持つユーザーが設定されるようになった。

「administrator」という用語が使われるようになった背景には、コンピューターシステムやネットワークが拡大するにつれ、それらを管理する必要性が生じたことが挙げられる。また、システム管理者は、コンピューターシステムの安全性を確保するために、定期的なメンテナンスやセキュリティアップデートの実施、システムログの監視など、さまざまな作業を行う必要がある。そのため、専門的な知識や技術が必要な仕事であり、高いレベルのスキルが求められることもある。

現代では、「administrator」の役割は、企業や組織にとって不可欠なものとなっている。特に、大規模な組織や政府機関では、数多くのシステムやネットワークを管理することが必要であり、多数のシステム管理者を雇用することが一般的である。また、コンピューターに精通しているユーザーは、個人で自分のコンピューターシステムを管理することができる。これらの個人にとっても、「administrator」という用語は重要な意味を持つものとなっている。

「administrator権限」とは

「administrator権限」とは、コンピューターのシステムやネットワークにおいて、システム全体を管理する権限を持ったアカウントのことである。通常、この権限はシステムの設定変更やプログラムのインストールなど、重要な操作を行うために必要とされる。一般ユーザーアカウントでは行えないような、システム全体に影響する操作を行う場合は、この権限が必要になる。

「administrator」の使い方・例文

・I can't install this software on my computer because I don't have administrator access.
（私は管理者アクセスがないため、このソフトウェアをコンピューターにインストールできない）

・To make changes to the website, you will need to contact the administrator.
（ウェブサイトの変更を行うには、管理者に連絡する必要がある）

・Our company administrator has approved your request for a vacation.
（当社の管理者は、あなたの休暇申請を承認した）

（2023年3月24日更新）

デジタル大辞泉

アドミニストレーター【administrator】

読み方：あどみにすとれーたー

コンピューターやコンピューターネットワークの管理者。

IT用語辞典バイナリ

アドミニストレータ

【英】administrator

アドミニストレータとは、コンピュータやネットワークなどのインフラを良好な状態に保つ責務を負う管理者のことである。

アドミニストレータは、情報システムの利用者側の管理者として、システムの利用に必要な全般的な知識が必要とされる。

日本国内では、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が情報処理関連の認定試験を行っている。この中で情報システムの利用者側向けのものとして「システムアドミニストレータ」という区分を定めている。また、より専門化された区分として「情報セキュリティアドミニストレータ」を定めている。

IPAが定めるスキル標準では、初級アドミニストレータには、（1）業務改善の立案、（2）情報システム構築の支援、（3）情報システム環境整備及び利用者支援、（4）情報システムの運用管理といったスキルが必要であるとされている。

（3）の情報システム環境整備及び利用者支援で必要とされるスキルは、「パソコン環境整備 自部門の業務改善に資するハードウェア及びソフトウェアの選定、導入、設置、動作確認を行う。」こと、「ネットワーク環境整備 自部門の業務改善に資するネットワークの選定、導入、設置、動作確認を行う」こと、「データ活用のための環境整備 自部門の業務遂行に必要なデータを準備するとともに、業務改善につながるデータ活用の環境整備を行う」こと、「マルチメディア活用のための環境整備 マルチメディアプレゼンテーション及びWeb コンテンツ制作のための環境整備を行う」こと、「利用者マニュアル等の利用環境を整備した上で、利用推進及び技術指導を行う」ことと定められている。

また、（4）情報システムの運用管理に必要なスキルとして、「セキュリティとモラルについて与えられたセキュリティポリシーに基づく監視と対応を行うとともに、利用者のシステム利用時のモラル向上への啓発を行う」ことが定められている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/11/05 15:00 UTC 版)

「Diskeeper」の記事における「Administrator」の解説

ネットワーク上にあるDiskeeperを管理するツール。これ自体にはデフラグ機能はない。