四式中戦車チト
読み方:よんしきちゅうせんしゃチト
別名:4式中戦車チト、四式中戦車、4式中戦車、チト、新中戦車チト
戦中の日本陸軍が開発していた中型戦車。「チト」はコードネームの一種。量産化される前に終戦を迎えており、「幻の戦車」の異名を持つ。
四式中戦車チトはディーゼルエンジン駆動で、重量は30トン、主砲に75mm砲を搭載していた。日本陸軍の技術力を結集した車両との呼び声が高い。
製造され完成した四式中戦車チトは数台しかなく、一説には2台のみといわれている。その2台の完成車両のうち1台は米軍に回収されている。残る1台は行方が分からなくなっている。
静岡県浜松市北区三ヶ日町の町興し団体「SM@Pe」(スマッペ)によれば、同町内の「猪鼻湖」の湖底には、終戦間際にひそかに沈められた戦車が眠っているという都市伝説(SM@Peいわく、田舎伝説)がある。SM@Peは、この湖底の戦車が四式中戦車チトではないかと見て、町興しを兼ねて調査に取り組んでいる。
関連サイト:
「幻の戦車」調査プロジェクトスタート - 三ヶ日町SM@Peプロジェクト事務局
別名:4式中戦車チト、四式中戦車、4式中戦車、チト、新中戦車チト
戦中の日本陸軍が開発していた中型戦車。「チト」はコードネームの一種。量産化される前に終戦を迎えており、「幻の戦車」の異名を持つ。
四式中戦車チトはディーゼルエンジン駆動で、重量は30トン、主砲に75mm砲を搭載していた。日本陸軍の技術力を結集した車両との呼び声が高い。
製造され完成した四式中戦車チトは数台しかなく、一説には2台のみといわれている。その2台の完成車両のうち1台は米軍に回収されている。残る1台は行方が分からなくなっている。
静岡県浜松市北区三ヶ日町の町興し団体「SM@Pe」(スマッペ)によれば、同町内の「猪鼻湖」の湖底には、終戦間際にひそかに沈められた戦車が眠っているという都市伝説(SM@Peいわく、田舎伝説)がある。SM@Peは、この湖底の戦車が四式中戦車チトではないかと見て、町興しを兼ねて調査に取り組んでいる。
関連サイト:
「幻の戦車」調査プロジェクトスタート - 三ヶ日町SM@Peプロジェクト事務局
四式中戦車
(4式中戦車 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 13:31 UTC 版)
四式中戦車 チト(よんしきちゅうせんしゃ,チト)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の中戦車である。
- ^ 『機甲入門』p571
- ^ a b 『試製大型発動艇試験計画』、アジア歴史資料センター。 Ref:C12122164500
- ^ a b 『設計/大型発動艇 一般配置図』、アジア歴史資料センター。 Ref:C12122163300
- ^ 『MILITARY ClASSICS Vol.66』イカロス出版、29頁
- ^ 小野塚一郎『戦時造船史』今日の話題社。
- ^ 大内健二『輸送艦 給糧艦 測量艦 標的艦 他』50頁、56頁。
- ^ 高橋昇『日本陸軍の知られざる兵器 兵士たちを陰で支えた異色の秘密兵器』光人社NF文庫、59頁・60頁。
- ^ 佐山二郎『工兵入門』光人社NF文庫
- ^ 『陸軍機甲部隊』148、149頁
- ^ 『戦後日本の戦車開発史』林磐男 著 p101
- ^ 陸軍省『主要兵器体系』、アジア歴史資料センター。 レファレンスコード:C12121562100。
- ^ 『日本陸軍の戦車砲と自走砲』73頁。
- ^ 『丸 2021年12月号』潮書房光人新社、91頁。
- ^ JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C13120846500、研究機関に関する資料(含技術資料) 昭和20.9.20(防衛省防衛研究所)
- ^ 『日本陸軍の戦車砲と自走砲』80頁
- ^ 佐山二郎『日本陸軍の火砲 歩兵砲 対戦車砲 他』 373頁
- ^ 白井明雄 『日本陸軍「戦訓」の研究』 94頁、107頁
- ^ 陸戦学会 「近代戦争史概説 資料集」 p93。
野戦砲兵学校に於て1回試射、細部不明。徹甲弾の弾種は記載されず不明。射撃対象の防弾鋼板は、陸軍の他の対戦車火砲の試験資料の表記に従えば、「1種」は第一種防弾鋼板、「2種」は第二種防弾鋼板のことを指すと思われる。また、「近代戦争史概説 資料集」 p92の別資料の記述から、「1種」は弾頭に被帽のある試製APCであり、「2種」は通常弾頭のAPであるとして、「1種・2種」は徹甲弾の弾種を指す、とする推測もある。 - ^ 『重速射砲敎育ノ參考』、近代デジタルライブラリー。書誌ID:000000675992。
- ^ 『対戦車戦闘の参考(戦車関係)補遺』、アジア歴史資料センター。Ref:C14060869100。
- ^ 佐山二郎『日本陸軍の火砲 歩兵砲 対戦車砲 他』 546頁
- ^ 『帝国陸軍機甲部隊』309頁
- ^ JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.13120842700、兵政総機密第11号 昭和20年度整備計画附表 昭和20.2.28(防衛省防衛研究所)
- ^ 『帝国陸軍 戦車と砲戦車』学習研究社、67頁。
- ^ 佐山二郎『機甲入門』光人社NF文庫、508頁、509頁。
- ^ 『空冷ディーゼル・エンジン』 p.335
- ^ US Naval Technical Mission to Japan - Japanese Navy Diesel Engines - INDEX No. S-42 - December 1945, p34
- ^ 『陸軍機甲部隊』144、145頁
- ^ 『機甲入門』p186
- ^ アジア歴史資料センター 「昭和20年度作業計画表 昭和20年3月31日 相模陸軍造兵廠」 Ref.C14011025200
- ^ 『戦車と砲戦車』68頁
- ^ 『戦車と砲戦車』136頁
- ^ 『幻の戦車捜しで手応え 猪鼻湖底』中日新聞、2012年11月26日
- ^ http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/22th/13-227.html
- ^ アジア歴史資料センター『第2 研究事項/第4陸軍技術研究所関係研究事項』Ref.C14011078700、3頁。
- ^ アジア歴史資料センター『第2 研究事項/第1陸軍技術研究所関係研究事項』Ref.C14011078400、11頁。
[続きの解説]
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