1年間4学期制
別名:1年4学期制、4学期制
大学の1年間の授業時期を4つに分ける制度。
2013年6月、東京大学は2015年度末までに4学期制の導入を決定した。それぞれの学期を2ヶ月ごとに分けるという。主に欧米の大学の開始時期に合わせ、留学などをしやすいようにすることが目的の一つである。具体的には、4月から5月を1学期、6月から8月を夏休みにし、残りの期間をいくつかに分類する予定であるという。
東京大学では、1年間4学期制の導入を決定する他に、秋入学への移行などが考えられていた。しかし秋入学の場合、公務員試験などの日程とずれてしまうことや、欧米以外の大学への留学を検討している生徒などに支障がでることが懸念されていた。
4学期制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 05:57 UTC 版)
4学期制(よんがっきせい)は、学校の1年間の課程を4つの学期に分けて行う制度である。4期制(よんきせい)、クォーター制(クォーターせい)ともいう。春夏秋冬学期の場合、北半球では夏学期は夏休みと重なり、他の学期とは違った組み込みになっていることが多い。
各国での導入
アメリカ
スタンフォード大学やシカゴ大学が四学期制を採用している[1]。
オーストラリア
オーストラリアの学校年度は1月から12月までの1年間である。南半球であり新学期は真夏の1月下旬から2月初旬にスタートする[2]。1月下旬〜3月下旬が1学期、4月下旬〜6月下旬が2学期、7月下旬〜9月下旬が3学期、10月下旬〜12月下旬を4学期としている[2]。
日本
日本で採用している教育機関はまだ多くはない。しかし、近年のグローバル化の波などを受けて新たに4学期制に移行する機関も増えつつあり、一部の学部学科や科目のみに導入されている場合もある。
日本の学校年度は4月から3月までの1年間である。大抵のクォーター制(quarter)は、2学期制の各々の学期が更に半分にされたものが1つの学期となり、4〜5月を第1クォーター、6〜7月を第2クォーター、10〜11月を第3クォーター、12〜1月を第4クォーターとなっている。機関によっては夏期と冬期の長期休業に加えて、第1クォーターと第2クォーターの間と、第3クォーターと第4クォーターの間に数日間休業することもある。
以下は4学期制を採用する主な日本の教育・研究機関。
- 国立大学
- 公立大学
- 私立大学
- 高等専門学校
- 東京都立産業技術高等専門学校 (電気電子工学コース) [3]
- 八戸工業高等専門学校
- 宇部工業高等専門学校
- 高等学校・中学校
脚注
- ^ Poe, Mariya (2023年7月25日). “Semester vs Quarter System Explained & Full List of Colleges” (英語). College Transitions. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b c ICC国際交流委員会『高校留学オーストラリア・ニュージーランド』三修社、2007年、34頁
- ^ “東京都立産業技術高等専門学校”. 東京都立産業技術高等専門学校. 2020年4月21日閲覧。
関連項目
4学期制(クォーター制)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 19:10 UTC 版)
1年間の課程を4つに分ける制度。産業技術大学院大学、会津大学大学院、高知工科大学、高知工科大学大学院、東京工科大学大学院、武蔵野大学、新潟大学、ものつくり大学、ものつくり大学大学院、自修館中等教育学校などが採用している。
※この「4学期制(クォーター制)」の解説は、「学期」の解説の一部です。
「4学期制(クォーター制)」を含む「学期」の記事については、「学期」の概要を参照ください。
- 4学期制のページへのリンク