2017年 -7度目の角番で大関陥落-とは? わかりやすく解説

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2017年 -7度目の角番で大関陥落-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:29 UTC 版)

琴奨菊和弘」の記事における「2017年 -7度目の角番で大関陥落-」の解説

7度目の角番ながら前年初場所続いて連覇横綱への昇進目指し稽古場でも稀勢の里圧倒すなど好調な様子見せ歴代10タイとなる32場所目の大関在位挑んだ初場所初日勝利。しかし、翌日早くも黒星3日目勝利するその後連敗早くも初場所連覇目指していた優勝争いから脱落しそれどころ6日目で4敗と角番脱出苦し星になる琴奨菊は「しっかり自分立て直して一つ良い相撲を取れ違ってくると思う。それまで我慢ですかね」と話し気持ち切り替えていた。また、7日目に西横綱日馬富士休場したため対戦機会消滅し角番脱出追い風吹いた。しかし、7日目高安戦は故障抱える足がついていかずはたきを残せバッタリ土俵落ちて敗北し5敗といよいよ苦しくなり、翌日松鳳山小手投げ敗戦4日目から5連敗で6敗目。これに佐渡ケ嶽親方角番関脇陥落しても引退させない考えで「すぐに10勝すれば大関戻れる。諦めた終わり。はい上がった姿こそが尊い」と奮起促した。その甲斐あって9日目に全勝だった大関稀勢の里寄り切り倒し連敗ストップさせ3勝目をあげた。この白星について琴奨菊は「やるべきことをやった。よく我慢できた」と手ごたえを口にし連敗止めるため安易な張り差し墓穴を掘るなどしていた相撲内容反省し、この日の立合い部屋若い衆考え聞いて決めたとのこと。そして残り6日での逆転角番脱出気合い入れていた。だが、翌日大関豪栄道に7敗目を喫し、いよいよ大関陥落へ後が無くなった琴奨菊風呂場で思わず「あーっ!」と叫び支度部屋では「まあしゃあない。うーん。はあ…強くならんとアカンそれだけ我慢して我慢して強くならないと」「よっしゃよっしゃ明日頑張ろう」と自分言い聞かせ最後まで諦めない様子見せていたが、11日目横綱鶴竜休場したため不戦勝となり幸運な形で4勝目をあげた。しかし、翌12日目に新関脇玉鷲押し出し破れて尽き、ついに32所在位した大関から関脇への陥落決定し前年初優勝した初場所とは明暗がはっきりわかれる場所となった対戦相手玉鷲はこの一番が琴奨菊大関陥落決定させる8敗目となる取組相手となり、玉鷲大関からの引導を渡すになった。この取組について玉鷲は「涙が出そうだった」と声を詰まらせ、二所ノ関一門である大関とは「十数一緒に戦ってきた」という間柄だが「勝負世界」と情け無用で一番に臨んだとのこと玉鷲は「悲しいより、いい方に考える」と前向きに捉え琴奨菊については「次の場所頑張って絶対また上がってくる」と話した琴奨菊は「まあ、これが今の力だと思う。まだ場所中ですから、気持ちをしっかり切り替えて、やるべきことをやる。負けて終わりじゃないから。辞めた終わりだから。しっかりと気持ち立て直してやっていきたい」と引退休場はせずに残り3日相撲取り続け考え示した。この日の解説大関特例復帰2度果たしている栃東玉ノ井親方であり「腰が高い土俵際で体が伸びあがっている。満身創痍だろう」と語り、それでも「土俵感覚整えて挑戦者気持ち行った方がいい」と来場所のために残り3日間の出場勧めていた。佐渡ケ嶽親方は「落ちるのは恥ずかしいことじゃないはい上がる方が格好いいじゃないか」と来場所へ向けて鼓舞したまた、4年前の1月19日二所ノ関一門の元横綱大鵬納谷幸喜死去した日で琴奨菊朝稽古で「自分相撲見せられたら」と語っていたが厳し結果になってしまった。大関陥落琴欧洲途中休場により大関陥落決定以来3年2ヶ月19場所)ぶり16人(19度)目で、相撲を取って大関陥落決定2009年11月場所10日目千代大海の対朝青龍以来7年2ヶ月42場所〈2011年3月場所八百長問題中止のため〉)ぶりとなった。なお大関陥落決定した場合でも、次場所の番付発表前日までは大関として扱われる先代師匠の元横綱琴櫻大関在位32場所で横綱になったが、琴奨菊史上10タイの同じ32所を務めて降格となっている。この場所は結局休場せず最後まで大関として相撲をとり、13日目は横綱白鵬下手出し投げ14日目の勢に寄り切り敗れ3連敗千秋楽照ノ富士との大関対決勝利し最終的に5勝10敗で場所を終えた。なおこの場所は稀勢の里14勝1敗で優勝し琴奨菊戦が唯一の黒星だった。

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