2017年4月 化学兵器の使用疑惑と空軍基地攻撃とは? わかりやすく解説

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2017年4月 化学兵器の使用疑惑と空軍基地攻撃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:40 UTC 版)

シリア内戦」の記事における「2017年4月 化学兵器の使用疑惑と空軍基地攻撃」の解説

4月4日シリア人権監視団により、アサド政権軍による北西部イドリブ県反政府軍支配する町への空爆カーン・シェイクン化学兵器攻撃)があり、少なくとも72人の死者出て多数の人が負傷しているとの発表が行われた。発表され映像には、呼吸困難痙攣などで苦し子供女性動画流されサリン塩素ガス等の神経ガス使った化学兵器使用されたと発表した国際NGO国境なき医師団アムネスティ・インターナショナルアサド政権化学兵器使った空爆による被害であるとして強く非難したしかしながらシリア政府軍によって神経ガス攻撃が行われたことの証拠示されておらず、アサド政権化学兵器の使用全否定した。 4月7日米政府シリア政府軍安全保障理事会規約無視した独断的な化学兵器の使用対し米海軍地中海展開する駆逐艦ポーター』と『ロス』より59発の巡航ミサイルシリア国内のシャイラート空軍基地向けて発射したシャイラト空軍基地攻撃)。シャイラート基地化学兵器貯蔵使われていたため、ここの空軍機が空爆行った判断しここに向けて巡航ミサイルによる攻撃踏み切ったとした。米政府はISに対して空爆攻撃行っていたものの、アサド政権対す攻撃踏み切ったのはこれが初めであった。またトランプは「シリア独裁者アサドが罪のない市民に対して化学兵器使って攻撃行った。このとても残虐な行為によって可愛赤ちゃんたちも無慈悲に殺された。シリア空軍基地対す攻撃指示した。この攻撃化学兵器の使用拡散やめさせるための安全保障上、非常に重要な国益だ。」と述べた。またプーチンアサド政権支持表明した日本政府いち早く米政府支持表明した3月31日アサド政権打倒優先事項ではないと政策転換発表してからわずか1週間後出来事であった

※この「2017年4月 化学兵器の使用疑惑と空軍基地攻撃」の解説は、「シリア内戦」の解説の一部です。
「2017年4月 化学兵器の使用疑惑と空軍基地攻撃」を含む「シリア内戦」の記事については、「シリア内戦」の概要を参照ください。

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