2代目EF6/7/8型とは? わかりやすく解説

2代目EF6/7/8型(1987-1992年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:01 UTC 版)

ホンダ・CR-X」の記事における「2代目EF6/7/8型(1987-1992年)」の解説

1987年9月16日発売1986年10月バラード廃止されたため、車名から「バラード」が外れ単独モデルとなる。グレードは1.5Lの「1.5X」(EF6)と1.6Lの「Si」(EF7)。キャッチフレーズは、当時サイバーパンク流行あやかりサイバー・スポーツ」。 スタイル先代踏襲しつつ、各部フラッシュサーフェス化され、また全体的にワイド&ローフォルムとなった先代では難があった後方視界確保するため、リアエンドに「エクストラウインドウ」が採用された。用いられガラスには黒のピンドットが配されており、スモークガラス同様車外からは一見して透明に見えないため外板パネルとの一体感があり、こと車体色が黒の場合顕著だった。これは、外観デザイン当代最大特徴とも言える箇所である。後にインサイト2代目以降トヨタ・プリウスがほぼ同様の意匠採用している。そのシャープフォルム当時若い世代人気があった。 先代オプション設定されていたルーフベンチレーションは廃されたが、アウタースライド式サンルーフの他に「グラストップ」と呼ばれるUVカットガラス製の屋根装着するオプション設定された。グラストップには熱線反射材としてチタン皮膜施され取り外し式のサンシェード備わっていたが、黒主体の内装相まって夏季炎天下では車室温がかなり高くなったとされる[要出典]。 エンジンはD15B型エンジンCVデュアルキャブ仕様)と、ZCエンジン2種類。D15B型はSOHCながら1気筒あたり4バルブ吸気側・排気それぞれ2バルブ)で、「ハイパー16バルブ」と称していた。「Si」のボンネットには、先代同様パワーバルジ設けられ、「1.5X」との外見判別容易だったサスペンション前後ともダブルウィッシュボーン式サスペンションとなった。しかし、シャシー設計上サスペンションストロークを長く取ることができず[要出典]、前2:後1というフロントヘビー重量配分もあって、不整地や濡れた路面などでは後輪唐突に破綻するようなピーキー傾向となっていた[要出典]。この特性逆手取り国内ジムカーナでは活躍した[要出典]。 北米仕様には先代同様に低燃費仕様グレードHF」を設定。D15B6型エンジン変わった他、車体大きく重くなったものの、シティモードで41MPG(20.3km/L)・ハイウェイモードで50MPG(24.8km/L)の燃費性能実現している。 また、先代と同様「無限」が、前後バンパーサイドステップリアウイングマフラーなどを「無限 CR-X PRO.2」の名称でリリースし鈴鹿サーキットでマーシャルカーとして用いられた。 1988年8月4日マイナーチェンジの際に、3チャンネル・4wA.L.B.(ABS装着車設定された。 1989年9月22日、「VTEC」(可変バルブタイミング&リフト機構)を備えたB16A型エンジン搭載したSiR」(EF8)が発表された。最高出力は160PS(ネット値)に達し排気量1Lあたり100PSという市販車NAエンジンとしては驚異的な出力実現していた。なお、この「SiR」は5MTのみの設定で、フロントブレーキが大径化される後期型ではボディ前部形状変更と、ヘッドライト形状変更といった若干フェイスリフトが行われ、全長前期型の3,775mmから3,800mmとなったまた、前期型では凹型断面をもつボンネット形状が、後期型では凸型変更され初代及び2代目前期型「Si」の特徴だったボンネットパワーバルジ不要となり廃止された。 国内向けには限定車含め4年半で10前後ボディーカラー設定された。なお、欧州向け前期型日本国内仕様外観とほぼ同じだが、後期型VTEC仕様のみ日本国内とほぼ同じ外観で、それ以外前期型と同じ凹型断面ボンネット採用しバンパー形状後期北米仕様準ずるまた、北米向け前期後期問わず日本国内仕様前期型とほぼ同じデザイン意匠バンパー形状のみ小変更)であった1990年9月マイナーチェンジアルミホイールデザイン変更したほか、電動格納式リモコンドアミラー装着車SiRビスカスLSD仕様車が設定された。 1992年2月生産終了在庫応分のみの販売となる。 1992年3月デルソルのサブネームを付けた3代目入れ替わって販売終了販売終了前月までの新車登録台数累計は71832台。

※この「2代目EF6/7/8型(1987-1992年)」の解説は、「ホンダ・CR-X」の解説の一部です。
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