1979年-1985年:本社移転とMS-DOSとは? わかりやすく解説

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1979年-1985年:本社移転とMS-DOS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 04:21 UTC 版)

マイクロソフトの歴史」の記事における「1979年-1985年:本社移転とMS-DOS」の解説

1979年1月1日マイクロソフトアルバカーキからワシントン州ベルビュー移転した1980年6月11日スティーブ・バルマー入社し、後にゲイツの後を継いでCEOとなったマイクロソフト1981年6月25日再編成しワシントン州法人企業となった(さらに社名改めMicrosoft, Inc.」とした)。再編成一環としてゲイツ社長会長となり、アレン副社長となった1980年マイクロソフト公にリリースした最初オペレーティングシステムは、UNIXから派生したのだったマイクロソフトはそれを配布ライセンスに基づきAT&Tから取得しXenix名づけた。さらに、複数プラットフォーム移植するため、Santa Cruz Operations社を雇った。このオペレーティングシステムは、マイクロソフト最初ワードプロセッサーであるMicrosoft Word動作環境となったWord当初Multi-Tool Word」という名称であり、WYSIWYGコンセプト注目浴びたWord太字テキスト表示したりといった機能をもつ最初アプリケーションでもあった。Word1983年春に発売され無料評価版PC World英語版)誌1983年11月号に付属された。これは、雑誌付属して配布され最初のプログラムであった。しかし、Xenix多くソフトウェアOEM再販売ライセンス与えられていたにもかかわらずエンドユーザ直接販売されることはなかった(ただし日本ではNEC富士通などが自社PCユーザ向けに日本語Xenix販売している)。1980年代中盤には、マイクロソフトUNIXビジネスから完全に撤退したDOS (Disk Operating System) は、マイクロソフト真の成功へと導いたオペレーティングシステムであった1980年ごろ、IBMは独自のパソコン開発する計画持っていた。当時8bitパソコンにおいて、大きなシェア有するオペレーティングシステムデジタルリサーチCP/MであったIBMは、予定している16bitパソコン用のオペレーティングシステム外注することに決めデジタルリサーチ接触したが、交渉うまくいかなかった。その結果マイクロソフトIBMパソコン用オペレーティングシステム開発する契約IBMと結ぶことになったオペレーティングシステム開発経験乏しくIBM要求する納期最小限度人的資源賄う必要があったマイクロソフトは、当時86-DOS呼ばれていた16bitオペレーティングシステムライセンスを、シアトル・コンピュータ・プロダクツSCP)社から購入し、これを改良することで対応した。また86-DOS開発者であるティム・パターソンも後にマイクロソフト移籍した。こうして作られマイクロソフトオペレーティングシステムIBMによってPC-DOS改名され1981年8月発売されIBM PC搭載された。 デジタルリサーチは後に16bit版のオペレーティングシステムであるCP/M-86開発しIBMとの交渉結果IBMがこれを自社パソコン対すオプションとして提供することになった。しかし、PC-DOS40ドル提供されたのに対しCP/M-86240ドルであったため、CP/M-86利用する人はほとんどおらず、PC-DOS標準となっていった。 後に、Columbia Data Products英語版)社がIBM BIOSクローン成功収めEagle Computer英語版)社とコンパックがそれに続くと、市場IBM PCクローンであふれるようになったIBMとの契約により、マイクロソフトMS-DOS自由に他社販売する権利与えられていた。IBM PCクローン製造者への積極的なマーケティングにより、マイクロソフト弱小企業から家庭コンピュータ産業における主要なソフトウェアベンダへと成長した1983年5月2日Microsoft Mouse英語版)の発売皮切りにマイクロソフトは他の市場へも製品ライン拡大していった。1983年前後には、多数会社との提携により、マイクロソフト家庭用コンピュータシステムMSX開発した。これはMSX-DOS名づけられた独自のDOSオペレーティングシステム搭載していた。これは日本ヨーロッパ南アメリカ比較好評得た

※この「1979年-1985年:本社移転とMS-DOS」の解説は、「マイクロソフトの歴史」の解説の一部です。
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