最初のプログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 02:45 UTC 版)
「Manchester Small-Scale Experimental Machine」の記事における「最初のプログラム」の解説
SSEMでは3つのプログラムが書かれた。1つ目はキルバーンが作成した17個の命令からなるもので、1948年6月21日に動作したことが確認されている。218 (262,144) の最大の真の約数を探すプログラムであり、218 − 1 から順に小さくなる方向に整数を調べていく。除算は除数を繰り返し減算することで実装されていた。SSEMは答え (131,072) を得るまでに350万命令を実行し、52分かかった。17個の命令以外に8ワードをデータの一時記憶に使ったので、プログラムの大きさは25ワードということになる。 Geoff Tootill はこのプログラムの改良版を翌月に書き、1948年9月にマックス・ニューマンの招きでマンチェスター大学に移籍することになったアラン・チューリングが同年7月中ごろに3つめのプログラムを送ってきた(長除法を使ったバージョン)。チューリングは同大学で設立されていた王立協会計算機研究所の副所長に就任してウィリアムスやキルバーンとともに働くこととなった。
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