最初のビデオテープ(貞子の呪い)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:23 UTC 版)
「山村貞子」の記事における「最初のビデオテープ(貞子の呪い)」の解説
殺された貞子の怨念は成仏することなく残り、人類に根絶させられた感染症である天然痘の怨念と融合し、怨念の拡散による無差別攻撃を開始する。 1990年8月26日の20時頃、貞子の怨念は、死体が遺棄された井戸の上に建てられた南箱根パシフィックランドの宿泊施設、ビラ・ロックキャビンB-4号棟に設置されて間もないVHS規格のビデオデッキを介して念写され、観た者を「リングウィルス」に感染させる「呪いのビデオ」を生み出すことになる。ビデオのダビングは、絶滅させられたウイルスに増殖の機会を再度与えることを意味し、作中において浅川和行はこれを、天然痘ウイルスの怨念による人類への逆襲であると解釈している。 なお作中では、録画に用いられたビデオテープの出自についても触れられている。テープは宿泊客の子供が、この時間帯にNHK大河ドラマの裏番組として放送されていた民放のお笑い番組を録画しようとして持ち込んだものであるとされ、原作ではこの子供はテープを置き忘れて帰宅したために死を免れるが、映画版『リング』では死んだという都市伝説が広まっていると言及されている。
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