風水害とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 気象 > 気象 > 水害 > 風水害の意味・解説 

風水害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 00:58 UTC 版)

自然災害」の記事における「風水害」の解説

風や降雨による災害同時に発生することも多く、風水害と総称される水害原因として大きなものには熱帯低気圧がある。熱帯低気圧はその発生する地域によって台風・ハリケーン・サイクロンと名称が異なるが、強風豪雨によって居住地域被害をもたらすことは共通している。台風だけではなく、単に大量降雨だけでも災害発生する。非常に多量一部地域集中して降る場合集中豪雨呼ばれる集中豪雨中でも予測不可能な場所で突発的に積乱雲発生し豪雨となるものをゲリラ豪雨と呼ぶこともあるが、正式な気象用語ではない。豪雨などによって陸地水没することを洪水呼び河川から増水した堤防乗り越え氾濫する外水氾濫と、堤防内部河川排水できずに内部であふれる内水氾濫2種類存在するこうした内水氾濫は、コンクリートなどで地面固められ降雨下水道などで処理せざるを得ない都市において発生することも多く、これを都市型水害という。通常洪水増水減水ともにある程度時間がかかるが、地面雨水吸収するよりはるかに速く大量降雨があった場合山崩れ発生した自然ダム崩壊した場合などに、突然大量押し寄せてすべてを押し流す場合がある。これを鉄砲水呼び氾濫範囲狭く水の引くのも速いが、前触れなく押し寄せることが多いため大きな被害をもたらす鉄砲水被害が特に多いのは一度大量降雨のあることが多い砂漠地帯である。 風害原因としては上記低気圧台風などの強風のほか、ダウンバースト竜巻などの突風よるものも多い。なかでも竜巻持続時間こそせいぜい1時間程度短く被害範囲も狭いが、時速50km程度速い上風速は時速400kmにも達するため、進路上にある地域甚大な被害与える。竜巻の発生が特に多いのは北アメリカ大陸であるが、それ以外世界各地でも発生している。こうした低気圧は海にも影響及ぼし気圧低下による海面吸い上げによって高潮引き起こす海水面高くなる高潮異なり高波はその名の通り波が高くなることで、低気圧による強風によって発生する高潮高波副振動堤防港湾破壊侵食浸水、船の座礁引き起こすまた、海水と風が吹き付けることによる農作物植物への塩害発生する砂漠強風砂塵伴った砂嵐発生させ、黄砂どのように遠方にまで砂を降下させる

※この「風水害」の解説は、「自然災害」の解説の一部です。
「風水害」を含む「自然災害」の記事については、「自然災害」の概要を参照ください。


風水害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:23 UTC 版)

避難」の記事における「風水害」の解説

他の災害よりも時間猶予があるため、早めに対策を取るよう心構えておくとよいとされる平時から、ハザードマップ参照して家庭等で安全かつ速く避難できる経路避難先を相談しておくこと、自主防災組織では避難時の活動方法事前に協議しておくことが、それぞれ望ましい。地震と同様、避難原則として徒歩が望ましい(浸水停車するリスクがある)。

※この「風水害」の解説は、「避難」の解説の一部です。
「風水害」を含む「避難」の記事については、「避難」の概要を参照ください。


風水害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 15:00 UTC 版)

鹿屋市」の記事における「風水害」の解説

平成5年8月豪雨」および「令和2年7月豪雨」も参照 鹿屋市内で発生した主な風水害として、1976年6月24日集中豪雨1993年長雨2020年7月豪雨、旧吾平町串良町では1938年10月15日水害がある。 1976年6月23日から25日にかけての集中豪雨では865mmの降水量記録市街地浸水し全体11億4,100万円の被害受けた。これが肝属川河川トンネル鹿屋分水路」が建設されるきっかけとなった1993年長雨では、鹿児島市中心とした「8.6水害ではなく8.1水害」の際に観測史最多当時)の降水量記録しており(7月31日から8月2日までの雨量は617mmであったのに対し8月6日は108mmで被害出ていない)、同年9月3日台風13号のほうがより大きな被害もたらしている。台風13号は「戦後最大級」と称されるほどの規模であった鹿屋航空基地気象班の観測では最大瞬間風速約66m/sを記録し九州電力鹿屋営業所管内のほとんどの世帯98パーセント、約93,600世帯)で停電した一連の長雨による被害額合計45億3,813万円上りそのうち台風13号のみで31億2,604万円計上した2020年7月6日豪雨では1日で385.5mm、午前6時台には109.5mmの雨量観測鹿屋市内では人的被害こそ出なかったものの、農林水産物等のみでも約110億円の被害受けた

※この「風水害」の解説は、「鹿屋市」の解説の一部です。
「風水害」を含む「鹿屋市」の記事については、「鹿屋市」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「風水害」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ




風水害と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から風水害を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から風水害を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から風水害 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「風水害」の関連用語

風水害のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



風水害のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの自然災害 (改訂履歴)、避難 (改訂履歴)、鹿屋市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS