類似する植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/12 23:33 UTC 版)
タチシノブ属には世界に約10種あるが、日本からはこの種のみが知られる。 外見的に似ている種はいくつかある。特に細かく葉の分かれるものは似て見える。例えばリシリシノブ、コウザキシダ、アオガネシダ、オオバヒノキシダなどであるが、それらは高山や深い森林などに出現するもので、普通に目にすることは少ない。ほぼ同じような場所に出現するホラシノブがむしろ紛れやすいかもしれないが、こちらは裂片が幅広く、その先端が丸いので区別できる。 このほか、琉球列島にはこれから名をもらったカンシノブホラゴケがある。コケシノブ科では特に大きくなり、細かな葉をもつものである。
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類似する植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 15:16 UTC 版)
形態的によく似たものとして、キク科ツワブキ属の多年草ツワブキ Farfugium japonicum がある。葉が常緑かつ深緑で厚みと艶があるほか、花が黄色く秋に咲くなど、生物学的には違いが大きいが、外見が似ているうえにツワブキも食用になる。また、キク科メタカラコウ属の多年草オタカラコウ Ligularia fischeri などの葉も似ている。 採集時に最も注意を要するものとして、錯乱症状を起こすナス科ハシリドコロ属の毒草ハシリドコロがある。新芽の出る時期が重なるうえに外見が似ているため、誤食されやすい。
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類似する植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:15 UTC 版)
タケニグサの項目に、葉の形や色合いが似ている植物に、上記にも示した植物で、カナダケシ(Sanginaria Canadensis)が挙げられているが、日本の園芸店や山野草販売店でも販売されている。園芸店での販売名称は学名のサンギナリアや、サンギナリアカナデンシスでの名称が多い。また、植物販売店でも、山野草の専門店での販売名称だとカナダケシの名称で販売されていることが多い。まれに大型ホームセンターで売られていることもある。 このカナダケシは地上部へ葉柄のある1つの葉を出すと、葉の内側に包まれた状態に花芽を伸ばし白色の5 - 7cmくらいの直径の花を開花する。数日間持ち、夜間や寒気を伴う日は花は閉じる。花が終わると葉を開くが、葉柄の長さは5cmくらいで白く、葉身の大きさは7 - 8cmくらいの楕円形で、6箇所くらい中裂の切れ込みがあり、裂片に鋸歯がある。鋸歯の裂片の先は鈍く丸みを帯びている。葉の表面は濃鮮青緑色を呈するが、植物体の地上部の茎、葉柄、葉脈と裏面は白いので、ちょうどタケニグサの葉を、小型化したような形状を成している。カナダケシの葉の裏に毛が生えていないことで、こちらのケナシチャンパギクのほうが似ている。また色彩だと春の芽生え時に茎、葉、葉柄などが薄紫を帯びていることなどもである。生長を続けた株のカナダケシも、ケナシチャンパギクも、1本の根茎から2本以上の地上部の芽を出すことも似ている。しかし、先のようにカナダケシは地上部の1つの芽には葉は1枚づつ、花茎も1本しか出さないが、ケナシチャンパギクやタケニグサは1本の芽に多数の葉を出し、大きな円錐花序を毎年咲かせる。原産地のカナダでカナダケシの花の終了後には、ケナシチャンパギクやタケニグサの葉が、地面からたくさん直に出ている、または撒き散らしてあるような景観を、毎年呈している。 植物体内に含まれる乳汁は同じ橙色で、成分もケシ科の植物に特有の同じアヘン系植物アルカロイド(サンギナリン、プロトピン、ホモケドリンなどで麻酔薬の成分)である。カナダケシの別名は、株分けなどで植物体の根茎などを切断をすると植物の傷ロから、この橙色の乳汁が滴り、噴出する様子から「血の茎」や「血根草」といい、英名はBlad Route(ブラッド ルート)という。麻酔薬は本来有毒物質であるので、この草をむやみに口にするのは危険であり、普通に扱うと有毒成分に働く。「綺麗な花には毒がある」といわれるが、カナダケシはカナダの国花に認定されている美しい花である。
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