類似する流言やデマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:43 UTC 版)
「当たり屋グループ」の記事における「類似する流言やデマ」の解説
当たり屋グループのチラシと類似したチェーンメール形式のデマとしては、1970年代から1980年代にかけてフランスを中心としてイギリス、ドイツ、イタリアなどで広まった「ヴィルジュイフのチラシ(英語: Villejuif leaflet)」がある。このチラシは発癌性があるとされる食品添加物を列挙し告発する体裁で、「Pensez à vos enfants(フランス語:あなたの子供のことを考えましょう)!」として拡散を呼びかけるものとなっているが、実際には危険とされている物質が安全とされたり、安全が確認されている物質が危険とされたりするなど、その内容はまったくの虚偽である。チラシの情報を権威付けるために出典として名指しされている、フランスのヴィルジュイフにある病院は、この内容を事実無根であるとして繰り返し否定している。チラシのコピーを介して広まる点や、人々の不安を喚起しつつ、注意すべき対象が具体的なリストとして掲載されているという体裁などは、当たり屋グループのチラシとよく似ている。これらのチラシは、無機質な数字の羅列に説得力を感じるという人間の心理を突いていると考えられる。 他には、Twitterなどを介して拡散されたデマとして、2018年の平成30年7月豪雨(西日本豪雨)における、レスキュー服姿で被災地に潜入した窃盗団とされる車両のリストがある。具体的な車種やナンバーといった一連の情報の内容は、当たり屋グループのチラシの体裁とよく似ているという指摘もある。これは広島県警や倉敷市広報によって、そのような事件はなかったとして否定されている。
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