類似する種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/05 14:16 UTC 版)
同属のモエギビョウタケ(萌葱鋲茸 学名Bisporella sulfrina)は、子実体の黄色みがより強く、胞子が小形である。ニセビョウタケ(偽鋲茸 学名Hymenoscyphus sulcatus)は別の属に分類されるが外観はきわめて似ており、胞子の形状(しばしば両端に短い鞭状突起がある)や子実体の組織構造を詳細に観察しないと同定を誤ることがある。ただし、ニセビョウタケは、草本植物の枯れ茎などに発生する場合が多い。またニセキンカクアカビョウタケ(偽菌核赤鋲茸 学名Dicephalospora rufocornea)も、外観は非常に類似しており、枯れた材の上に発生する点でも共通している。しかし、胞子が細長い円筒状~紡錘状をなすとともにその両端に粘着物質の小塊を有すること・子実体の柄の基部に黒い塊状の菌糸組織を生じることで区別され、別科(キンカクキン科)に分類されている。
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類似する種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 08:58 UTC 版)
Lampteromyces の第二の種として記載された L. luminescens M. Zang は、チベットから見出され、胞子がきわめて微細な粒状突起をこうむるとともに、ひだに縁シスチジアを備える点でツキヨタケと区別されたもので、ツキヨタケと同一種であるとする見解と、別種であるとする見解とがあり、両者の異同についてはまだ決着がついていない。 同じく中国(河南省)から記載された L. mangensis Jian Z. Li & X.W. Hu は、その原記載によれば、平滑・球形の胞子を有し、縁シスチジアはなく、柄には低いつば状の隆起を備えるとともに柄の肉が藍黒色を呈する点で日本産のツキヨタケに類似しているが、かさ・ひだ・柄はほぼ白色ないし淡い帯青紫色を示すことから別種として記載された菌である。二度目の採取記録は知られておらず、子実体の含有成分の分析も行われていない。また、ほかの類似種との間での分子系統学的検討もなされていないことから、暫定的に現在もツキヨタケとは独立した別種として扱われているが、所属としてはツキヨタケ同様に Omphalotus 属に移され、O. mangensis (Jian Z. Li & X.W. Hu) Kirchm. & O.K. Mill., in Kirchmair, Pöder, Huber & Miller が当てられている。
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