類似する日用品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/16 09:51 UTC 版)
キッチンペーパーは、台所のちょっとした掃除などからフライなど料理を盛り付ける際にも利用されているが、ペーパータオルではコストの面から余り漂白されず再生紙が利用されるところを、キッチンペーパーでは食品に直接触れる使われ方もするため、衛生や見た目に配慮してバージンパルプ(あるいは牛乳パックなど品質管理がしやすい単独原料)が使われているなどの違いがある。ただ、両者の違いはしばしば曖昧で、キッチン用品としてのキッチンペーパー(ことロール状になっているもの)を英語ではPaper towelと呼び、両者は余り区別されていないようである。しかしキッチン用Paper towelとトイレ用Paper towelは製品として明確に区別されており、パッケージに調理用か衛生用か明示されている。 ちり紙も一枚辺りの大きさや用途などの面で似たところがあるが、ちり紙は水洗トイレで使っても問題ないよう薄く水に溶けやすくなっているが、タオルペーパーでは厚手で水に溶けにくい。このため水洗トイレに流すと詰まりの原因となることもある。 ティッシュペーパーは、その用途において簡易的に何かを拭ったりすることもあるが、タオルペーパーに比べ遥かに薄く、手を拭うのには不向きである。一方でタオルペーパーでは硬すぎ、鼻をかむことには向かない。 ついでながら、トイレットペーパーはタオルペーパーの代用とし難い。濡れた手で扱えば張り付いてしまうばかりではなく、細かくちぎれてなお厄介なことになるためである。ただ日本ではトイレットペーパーといえば柔らかいロール紙ではあるが、地域によってはタオルペーパーほどではないにせよ、ちり紙よりも硬く厚い紙を使うところもあり、その場合においては両者の違いは曖昧である。
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