頭部MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:13 UTC 版)
statistical parametric mapping(SPM)やvoxel-based morphometry(VBM)が盛んである。認知症の鑑別としてDLBとADを比較すると、ADでは海馬や側頭頭頂葉皮質の萎縮が強い。無名質はADの方が、中脳被蓋はDLBの方が萎縮が強いことが示されている。ADでは高齢発症では内側側頭部萎縮が目立つが初老期発症では側頭頭頂葉皮質の萎縮が目立つ。
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頭部MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:12 UTC 版)
超急性期は脳出血と脳梗塞の鑑別もMRIにて行うことができる。但し、CTでもほぼ脳出血の検出能は変わりはないとされている。 画像超急性期脳出血超急性期脳梗塞発症直後所見 発症直後からT2WI、DWIにて信号変化が認められる 発症直後は所見は認められない。 T2WI T2WIでは血腫中心部の中等度高信号と辺縁部に低信号、周囲の浮腫性変化 T2WIでは発症後数時間しないと血管性浮腫による信号変化認められない。 DWI 血腫中心部の高信号とその辺縁部の低信号 発症30分以後ならば所見は出現しうるが最終梗塞とくらべるとまだ限局している。 MRI の意義はヘモグロビンの生化学的状態が鑑別できることである。 病期ヘム鉄の性状磁性局在T2WIT1WICT超急性期(24時間以内) オキシヘモグロビン Fe2+/反磁性 赤血球内 軽度高信号 軽度低信号 高吸収域 急性期(3日以内) デオキシヘモグロビン Fe2+/常磁性 赤血球内 低信号 軽度低信号 高吸収域 急性期(7日以内) メトヘモグロビン Fe3+/常磁性 赤血球内 低信号 高信号 高吸収域 亜急性期(2週間以内) フリーメトヘモグロビン Fe3+/常磁性 赤血球外 高信号 高信号 辺縁部から低下 慢性期(1か月以後) ヘモジデリン Fe3+/常磁性 赤血球外 低信号 低信号 低吸収域 発症直後は血腫内の赤血球膜は正常であり、内部のヘモグロビンの多くは酸素を含むオキシヘモグロビンである。オキシヘモグロビンは反磁性体のためT1 緩和時間、T2 緩和時間に影響を与えないが、血餅は水分を含むため、軽度の T2 延長を示すのが一般的である。オキシヘモグロビンは数時間以内にデオキシヘモグロビンとなる。デオキシヘモグロビンは常磁性体であり、T2WI にて著明な低信号を示すようになる。磁化率効果に鋭敏なのはグラディエントエコー法であるT2*強調画像である。この画像では急性期血腫は著明な低信号を示す。しかしT2*強調画像では急性期血腫と慢性期血腫の区別が難しい。急性期から亜急性期にかけてデオキシヘモグロビンは辺縁から酸化されメトヘモグロビンに変化していく。メトヘモグロビンは常磁性体であり著明なT1短縮効果を示すため T1WI にて高信号化してくる。この時期には同時に血腫融解がはじまる。赤血球膜破壊によるメトヘモグロビンの血球外流出、浮腫性変化によって T2WI にて高信号化してくる。このころは CT では血腫の辺縁が低吸収域になってくるため、MRI の方が血腫の境界、浮腫性変化を正確に判定できる。慢性期になるとメトヘモグロビンはヘモジデリンとなり、浮腫も落ち着き、T1WI、T2WI ともに低信号となる。T2*強調画像でも低信号を示す。
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頭部MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:14 UTC 版)
DLBの頭部MRI所見はADと比べて内側側頭葉領域の萎縮が軽度であること、他の認知症と比較して全体の萎縮程度に有意差がないことが特徴とされている。
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頭部MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 14:55 UTC 版)
Evans Index Evans Indexは脳室の拡大の指標であり両側側脳室前角間最大幅/同一スライスでの頭蓋内腔最大幅であり、正常圧水頭症では0.3を超えることが多い。 DESH DESH(disproportionately enlarged subarachonoid-space hydrocepalus)とは側脳室・シルビウス裂の拡大と高位円蓋部・正中部の脳溝・脳槽の狭小化の共存を指し、特発性正常圧水頭症の特徴的な画像所見と考えられている。もともとはKitagakiらが特発性正常圧水頭症患者の画像的特徴をMRI volumeryで検討したことにはじまる。。くも膜下腔での脳脊髄液吸収障害を示唆する画像所見と考えられている。高齢者の中には症状を示さないが頭部MRIでDESHを示す例が存在しAVIMとよぶ。その一部は数年後に症候性の特発性正常圧水頭症となることが報告されている。 脳梁角が90°以下 前交連-後交連面に垂直で後交連を通る冠状断面上左右脳梁がなす角度が90°以下になる。
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頭部MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:42 UTC 版)
頭部MRIでは髄膜の異常増強効果で髄膜炎の診断の手がかりになるとされている。異常増強効果は硬膜、硬膜下、くも膜が主体のDA型(dura-arachnoid pattern)とくも膜下、軟膜が主体のPS型(pia-subarachnoid space pattern)が知られ、それぞれびまん性と限局性が知られている。 DA型限局性 髄膜腫などのdual tail signや悪性腫瘍の硬膜転移、開頭術やシャント術後、サルコイドーシス、関節リウマチ、肥厚性硬膜炎、脳出血や脳梗塞や脳静脈瘻近傍の硬膜、頭蓋の腫瘍や炎症周囲の硬膜などで認められる。 DAびまん型 開頭術やシャント術後、くも膜下出血後、がん性髄膜炎を含む髄膜炎や特発性低髄液圧症候群などで認められる。 PS限局型 サルコイドーシス、sturge-weber症候群やリウマチ性髄膜炎(軟膜炎)などで認められる。 PSびまん型 くも膜下出血後、各種薬剤の髄注、がん性髄膜炎を含む髄膜炎、サルコイドーシスなどで認められる。
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頭部 MRI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:52 UTC 版)
超急性期は脳出血と脳梗塞の鑑別も MRI にて行うことができる。但し、CTでもほぼ脳出血の検出能は変わりはないとされている。
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