陸軍航空本部教育部長とは? わかりやすく解説

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陸軍航空本部教育部長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 22:04 UTC 版)

隈部正美」の記事における「陸軍航空本部教育部長」の解説

1943年昭和18年3月 陸軍少将昇進し同年5月 陸軍航空本部教育部長 総理大臣陸軍大臣東條英機が、1943年9月陸軍部内向けの訓示で、航空機増産と共に航空要員養成は有ゆる手段尽くし施設資材の許す最大限実施せねばならない」と強い口調指示をするほど、陸軍航空兵大量に育成する必要に迫られていたが、隈部は教育部長として、先頭立って航空兵育成尽力している。航空兵大量育成大きく貢献したのが、10月閣議決定された教育ニ関スル戦時非常措置方策による学徒出陣であり、特別操縦見習士官大量募集が行われ、航空兵大増員が進められた。 自分長男陸軍少尉が、慶應義塾大学卒業後に特別操縦見習士官1期生となり、熊谷陸軍飛行学校訓練をしていた陸軍次官富永恭次中将から、見習航空兵操縦教育は非常に危険が多いのにも関わらず訓練用飛行場には軍医一人配置されていないことを指摘されて、隈部は見習航空兵医療充実図り72名の軍医地上部隊から航空部隊転属させている。また、食事改善させ、国内でも食糧事情悪化して高級士官とうもろこしさつまいも等を混入した麦飯食べていたのにも関わらず見習士官たちも前線空中勤務者と同様に高空気圧の低い所へ行くと腸内ガス膨張して腹部不快を起すのを防止するため、雑穀避けて消化良い純米白米主食として体力維持するため、肉や動物性脂肪分と卵、牛乳等を毎食支給させた。さらにはウィスキー清酒といった酒類や、チョコレートや飴といった甘味品もふんだんに支給されるようにした。陸軍航空技術研究所陸軍第七技術研究所東京大学巨費投じて開発命じていた、航空医学に基づく栄養食品「航空糧食」も積極的に支給させた。特別操縦見習士官支給された「航空糧食」は「航空ビタミン食」「腸内ガス無発生食品」「航空元気酒」「疲労回復酒」「防吐ドロップ」「早急出動食」「飴」などで、航空病予防しパイロット能力最大限発揮させることができたという。このようにして大事に育成され特別操縦見習士官1期生は、富永長男靖も含めて2,336名が少尉として任官し陸軍航空隊航空士官の主力となって活躍した

※この「陸軍航空本部教育部長」の解説は、「隈部正美」の解説の一部です。
「陸軍航空本部教育部長」を含む「隈部正美」の記事については、「隈部正美」の概要を参照ください。

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