【航空士】(こうくうし)
- 航空機(主に大型機)で天測・無線・推測による航法処理と、それに伴う自機の現在位置・進路の測定を担当する乗員。
かつては視界が劣悪な状況で航行するために必要不可欠な存在だったが、近年では発達したアビオニクス(INSやGPSなど)に置き換えられ、フライトデッキから姿を消しつつある。
日本の航空法では一等・二等に級別された国家資格を要する。
- エビエーターの日本語訳。
詳細は同項目を参照のこと。
- 自衛隊の部内資格の一つ。
常時航空機に搭乗して勤務する隊員のうち、パイロット以外の隊員全般を総称。
ただし、海上自衛隊に存在する「戦術航空士」は(幹部をもって充てる役職であることから)これに含まれない。
以下のような職務が含まれる。
航空士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/10 03:59 UTC 版)
航空士 | |
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実施国 | ![]() |
資格種類 | 国家資格 |
分野 | 交通、航空 |
試験形式 | 学科及び実技 |
認定団体 | 国土交通省 |
等級・称号 | 一等、二等・航空士 |
根拠法令 | 航空法 |
公式サイト | https://www.mlit.go.jp/koku/ |
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航空士(こうくうし)は、航空従事者国家資格のうちの1つ。国土交通省管轄。
概要
航空機内で、現在位置・針路の測定や航法上のデータの算出などを行うのに必要な資格である。
一等と二等に分かれ、一等は位置、進路の測定、航法資料の算出の業務、二等は位置、進路の測定、航法資料の算出(天測以外)で、航法基準目標物地点間が1300kmを超えない範囲での業務を行う。
国家試験は年2回実施される(実施は国土交通省)。試験には一等が18歳以上、二等が17歳以上の年齢制限のほか、一定の飛行経歴が必要になる。飛行経歴については航空従事者を参照のこと。
なお「航空士」の英語、Navigatorを訳す際に「航法士」とされることが多く見受けられるが、日本における航空従事者の資格名としては誤訳であり正しくは「航空士」である。
試験科目
一等
- 学科
- 空中航法知識
- 気象知識
- 通信知識
- 工学知識
- 法知識
- 実技
- 推測航法
- 無線航法
- 天測航法
二等
- 学科
- 空中航法知識
- 気象知識
- 通信知識
- 工学知識
- 法知識
- 実技
- 推測航法
- 天測航法
関連項目
「航空士」の例文・使い方・用例・文例
航空士と同じ種類の言葉
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