関連する遊歩道整備計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:32 UTC 版)
「東横フラワー緑道」の記事における「関連する遊歩道整備計画」の解説
東横フラワー緑道〜横浜駅までの整備 東横フラワー緑道から横浜駅までの経路については、横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業に伴って横浜駅西口駅前広場に至る道路が通行できなくなるため、2020年に東横フラワー緑道からJR横浜鶴屋町ビルの2階通路、遊歩道「はまレールウォーク」、JR横浜タワーを経由して横浜駅西口駅前広場に至る経路が整備された。 横浜駅〜桜木町駅間の東横線跡地遊歩道 みなとみらい線の開業に伴い生じた東急東横線の廃線区間のうち、残りの横浜駅 - 桜木町駅間においても、延長約1.8kmの遊歩道(歩行者専用道路、「東横線跡地遊歩道」とも呼ばれるが正式名称等は未定)の整備が計画されている。この廃線区間では高架橋により東西地域(みなとみらい地区と花咲町以西地域など)が分断されていることから、階段・昇降施設を設けるなどして周辺地域とのアクセス強化も図る計画となっている。なお、当初の計画では自転車も通行可能とされていたが、遊歩道の幅が7メートルしか取れないため自転車と歩行者の分離が難しく、警察との協議の結果、歩行者専用の「魅力ある遊歩道」という風に計画自体が見直されることとなった(この見直しは計画の遅延にも大きく影響している)。 廃線跡ということもあり、遊歩道の路面には線路のバラスト(砂利)をイメージした舗装が施される予定である。また、この遊歩道整備計画は「エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)」の歩行者動線計画の一部にもなっており、横浜駅東口地区開発計画(ステーションオアシス地区)内部を通過し、最終的には横浜駅地下1階のみなみ通路(みなみ東口付近)に接続する計画となっている。 2016年3月時点の計画では、桜木町駅西口広場(2014年7月オープン)の北側より「紅葉坂交差点」付近までの一部区間(約140m)について2016年度末の整備完了を目指していたが、予算等の関係により実現には至らなかった。その後、2019年6月末までに同区間の整備が完了し、翌7月にようやく先行開通となった(今後も横浜駅方面に向けて整備を進め、完了した区間から順次開通予定)。先行開通区間では将来的な遊歩道の利活用(魅力的な歩行者空間を形成)に向けて、活用実験(イベント)なども不定期で行われている。 なお、旧高島町駅から横浜駅寄りの一部高架(高島町交差点〜浅山橋交差点付近)は劣化が進み耐震性にも問題があることから2021年度より解体・撤去し、撤去された区間については地上に遊歩道を整備する方針(整備時期未定)である。 整備が遅れている理由としては予算等の関係や高架の劣化調査・補強撤去等に加え、JR線と国道16号に挟まれスペースがかなり狭く、双方に影響を与えないよう協議をしながら工事を進めていく必要がある立地条件も影響しているという。 整備中の遊歩道(桜木町駅付近、2018年2月) 廃線跡の高架橋上に遊歩道が整備される(2018年2月5日) 桜木町駅西口広場より整備中の遊歩道方面を見る(2018年2月5日) 工事柵の奥に遊歩道が整備される(2018年2月5日) JR根岸線より整備中の遊歩道を撮影(2018年2月5日) 2019年7月に先行開通した一部区間(桜木町駅西口広場〜「紅葉坂交差点」付近) 桜木町駅西口広場側の遊歩道入口(2019年7月17日) 2019年7月時点で桜木町駅西口広場側の入口のみスロープが設置されている(2019年7月17日) 廃線跡に整備された遊歩道(2019年7月17日) 脇には花壇なども設置されている(2019年7月17日) すぐ隣をJR根岸線が併走している(写っているのは同線を走るJR貨物EF210形)(2019年7月17日) 紅葉坂交差点付近を跨いでいる「みなとみらい4号橋」、桁下の高さ確保のため2010年度に架け替えられた(2019年7月17日) 「紅葉坂交差点」付近より先は2019年7月時点で未整備(2019年7月17日) 「紅葉坂交差点」付近の遊歩道入口(階段のみでスロープ等の設置はなし)(2019年7月16日)
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