長距離用火器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 16:03 UTC 版)
ショルダーウェポン ミサイル 目標を追尾するための誘導装置、用途別に種類の異なる弾頭と、燃料によって飛翔する推進機関によって構成される攻撃兵器。威力と命中率は高いが弾数は少なめ。WAP以外にも様々な兵器に搭載されている。WAPの対電子及び回避性能は高いため、ミサイルとはいえ長距離からの援護にはセンサーによる誘導が求められるとされる。FMでの略称は「MS」。 主な製品:ドンキー・シリーズ、ピズ・シリーズ、マジックボックス・シリーズ等 対空ミサイル ヘリなどを攻撃するための対空ミサイル。空中目標に対して効果を発揮する。 主な製品:エアヴィルト・シリーズ等 ショルダーグレネード 標的に対して放物線を描いて飛んでいき、爆発と共に破片を撒き散らして敵を攻撃する。広範囲にダメージを与えられ、爆発の範囲内にいる複数の敵を攻撃できるために火力は高いが、『FMO』ではリロード時間が長めになっているのが欠点。FMでの略称は「GR」。 主な製品:サンダーボルト・シリーズ、スキュア・シリーズ等 ロケット 構造的にはミサイルと同じだが誘導装置がなく、代わりに連射する事が出来る。対空ミサイルと同様に対空ロケットも存在する。FMでの略称は「RK」。 主な製品:ガルヴァドス・シリーズ、イーグレット・シリーズ等 バックウェポン 『FA』に登場。WAW背部のハードポイントに背負った火器であるが、後のWAP時代でショルダーウェポンに道を譲ることとなる。 ボルトオン 『FA』に登場。WAW背部のハードポイントに搭載するオプション装備。後のWAP時代でバックパックに道を譲ることとなる。主に予備弾倉、対空機銃、ナイトスコープ、FCS等がある。 電磁兵器 多くはFM世界で敬遠されがちな兵器である。『3rd』の時代(2112年)でも一部艦艇に装備されるほか、陸戦用兵器への搭載が模索されている段階で、実弾兵器の株を奪うまでにはなっていない。使用に当たっての電力消費の膨大さと小型化に手間取っている点がネックとされる。世界観の異なる『GH』ではヴァンツァー用レーザーや、大型艦船用のプラズマ砲が実用化されているが、ここでは解説しない。粒子砲 FM内の歴史という意味では、『FA』の大型WAWウラガンが搭載し、また劇中のキーワードでもあったザーフトラ共和国製の粒子兵器、サリシャガン・ライフルが初出である。これは厳密にいうとビームではなく、高出力のマイクロ波を放射する兵器であり、単体でも使用する事は可能だが、本来は二方向から放射したマイクロ波の交点にプラズマ反応を発生させるもので、マイクロ波さえ透過すれば装甲も無効となるという代物だった。 正確な意味でのビーム兵器はその後暫く登場せず、『3rd』において、各方面で試験が進められているが、車両や大型機動兵器への搭載に留まっており、WAP搭載することへの成算は立っていない。ただし試作段階ではあるがイグチ社の試作WAP、112式法春が携帯火器として装備することに成功している。 主な製品:基本粒子砲、強粒子砲等 レールガン WAP黎明期であるアフリカ紛争時に31式甲型レールキャノンが実戦投入。ジェイドメタル社のWAW、パペール社のレールガン、ヤギサワ重工のホバーと複数の企業体による合作である3機のWAWは戦場において合体することによってキャノン砲となる。 紛争時には他に数種のビーム兵器が試作されているが、コスト面での問題などの理由により、その後見られる機会は少なく、後にグリムニルと交戦(『5th』(2112))の際、確認されている程度である。 主な製品:81式電磁砲等 プラズマ 上記のサリシャガン・ライフルは、本来の用途で使用すればプラズマ反応を発生させるため、プラズマ砲といえない事もない。プラズマそのものを発射するという兵器は存在していない。
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