重興塩谷氏とは? わかりやすく解説

重興塩谷氏(再興塩谷氏)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 17:23 UTC 版)

塩谷氏」の記事における「重興塩谷氏(再興塩谷氏)」の解説

重興塩谷氏(再興塩谷氏歴代初代塩谷孝綱 文明2年1470年5月5日生 - 天文15年1546年10月19日伯耆民部大輔 2代塩谷義孝 長享2年1488年正月5日生 - 永禄7年1564年10月7日伯耆民部大輔 3代塩谷義綱 永禄2年1559年正月20日生 - 寛永8年1631年12月9日伯耆民部大輔 4代塩谷義通 天文16年1547年月日不詳生 - 慶長3年1598年11月1日没 日向守 5代岡本保真 (塩谷惣十郎) 天正10年1582年月日不詳生 - 正保元年1644年3月10日6代塩谷保正 生没年不詳 7代塩谷吉正 生没年不詳 8代塩谷明正 元禄6年1693年月日不詳生 - 宝暦7年1757年7月26日没 9代塩谷奉正 享保4年1719年月日不詳生 - 寛政7年1795年5月7日10代塩谷正義(大四郎) 明和6年1769年6月14日生 - 天保7年1836年9月8日没 贈正五位 11塩谷正路 享和元年1801年1月28日生 - 明7年1874年月日不詳正五位豊後守、大夫 12塩谷正是 生没年不詳 孝綱は藤姓塩谷氏同族宇都宮氏嫡流出身なので、藤姓であることには変わりないが(ただし孝綱の父の正綱は芳賀氏清原姓)からの養子)、それ以前区別して重興塩谷氏(再興塩谷氏)などと呼ばれる。「秋田塩谷系譜」では、義孝と義綱の間に時綱、冬綱、通綱という3人の当主がいたとする。ただし後世において功績のあった塩谷氏一族の者に当主地位追贈した可能性もあるので、完全に架空の存在であるとも言い切れない。また、通については、義綱が家督継いだのは天正2年1574年11月のことであり、義孝死去から10年ブランクがあるため、正室の子である義綱が元服するまでの間、繋ぎ的に塩谷氏当主であった可能性指摘されている。一説では、時綱が義孝の弟で、結城晴朝戦って討死した乙畑孫四郎こと塩谷義尾(没年が同じ永禄二年(1559年))、冬綱が孝信、通綱が義通とも言われている。 重興塩谷氏の時代入り永禄7年1564年10月7日に、義孝が弟の孝信に殺害され川崎城奪われ以降内紛続き天正18年1590年)には、家臣岡本正親独立されるなど衰退していく。 文禄4年1595年2月8日塩谷義綱には豊臣秀吉により改易言い渡される系譜理由記載は無いが、この2年後本家である宇都宮氏改易された事実あわせて考えると、豊臣政権内の政争巻き込まれたものと考えられているが定かではないまた、塩谷氏については、小田原征伐の際、直接陣しなかったために改易されたとする見解もあるが、義綱は、天正17年1589年6月29日上洛して秀吉恭順の意を表しており、小田原征伐では、名代として家臣岡本正親派遣していることから、この時に改易になったとは考え難い。 文禄4年1595年)に改易されたが、捨扶持として1000石が義綱に安堵された。しかし義綱はこれを捨て出奔し、義綱庶兄の義通が岡本正親の甥であり娘婿である関係からこの1000石を継いだ。義通の跡は次男塩谷惣十郎家督継いだ。 しかし保真は、正保元年1644年3月10日、甥の岡本義政謀略により殺害され泉騒動)、この騒動結果岡本義政とともに野州塩谷氏改易となる。 その後、保真の三男保正が桜田御殿徳川綱重)に仕え、のちに30扶持幕臣となり、義通流の塩谷氏命脈細々ながら保った。保正から数えて5代目塩谷正義幕府内で飛躍的な出世遂げ大坂九州15万石天領支配する日田代官となり、最終的に西国郡代にまで出世した正義日田名代官として称えられ地元人々塩谷神社建てて顕彰されるなど崇敬される存在となった

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