選出と任命
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カナダにおける副総督は1867年以来、カナダ生まれもしくは長期間カナダ在住であり、(1919年国会で議論になった爵位問題動議以前はその多くが叙勲されていたが)爵位も無関係である。立憲君主を代表する地位にある間は政治的立場は中立である必要があるが、副総督はたびたび元政治家であったり、退位後に政治家に戻ったりするケースがある。副総督の地位を、女性やマイノリティーを重職に就け平等を推進するのに利用する場合がある。 副総督は首相の助言により総督が任命するが、たいていその助言はその州首相と協議の上であり 、その上で総督の手書きの署名とカナダ国璽を押印する。2012年に、将来の副総督任命に当たり首相に推挙人を提案する副総督任命諮問委員会が発足した。
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選出と任命
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「国際連合事務総長の選出」も参照 事務総長は国際連合憲章の規定するところにより、安全保障理事会の推薦(勧告)を受けて総会によって任命される。勧告は安全保障理事会からのものでなければならないため、常任理事国は指名に対して拒否権を行使することができる。 事務総長になれる者の資格について国際連合憲章に規定は無いが、それまでの選考の前例に基づいた非公式な選考資格が設定されている。それによれば、事務総長の候補者は常任理事国の国民であってはならない。1997年の総会決議51/241では事務総長の「最良の候補者」の選考において、選考される者の出身地域(大陸)と性別の平等に考慮すべきであるとしている:5が、これまでに女性が事務総長になったことは無い。出身地域については前任の事務総長と同じ出身地域から選出された例は、第2代のダグ・ハマーショルドと第7代のコフィー・アナンのみである。これまでに任命された者は全てキャリア外交官だった。 安全保障理事会における次期事務総長の選考プロセスは不透明で、しばしばローマ教皇のコンクラーベと比較される。1981年以降安全保障理事会では次期事務総長を選定するための非公式な調査や投票を行ってきた。安全保障理事会は最終候補者の選定後、総会に勧告して承認を求める。これまでに総会で否認された候補者は1度もいない。安保理で異議が出たにもかかわらず総会の投票にかけられたのは、1950年の一度だけである。 第8代の潘基文までは安全保障理事会の非公開会合のみで候補者が推挙されてきた経緯があり、批判も少なからずあった。この為2016年末で任期満了となって退任する潘の後継を決定するに当たっては、安全保障理事会が最終候補者を推挙する事そのものは変わらないものの、国際連合発足以来初めて事前に立候補者を公募し、2016年4月に候補者全員が出席して行われる公聴会を開催して手続きの透明性を高めた。この手続きで選ばれた最初の人物が、第9代で現任のアントニオ・グテーレスである。ただし安全保障理事会での最終的な候補者の決定は非公開で行われ、これまでの選出と同じプロセスを踏襲したため、総会議長は「加盟国の期待に応えておらず、開放性と透明性という新たな基準にも対応していない」と苦言を呈した。
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