近年の刊本など
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光文社文庫(全6巻)、新装版 2001年(平成13年) 春陽堂書店 春陽文庫(全7巻)、1999年(平成11年)-2000年(平成12年) 『半七捕物帳 傑作選 一 読んで、「半七」!』『傑作選 二 もっと「半七」!』北村薫・宮部みゆき編、各・ちくま文庫、2009年(平成21年) 単行本元版は『半七捕物帳』(今井金吾注・解説、全6巻 筑摩書房、1998年(平成10年)) 『半七捕物帳 初手柄編』ハルキ文庫・時代小説文庫、2014年(平成26年) 『半七捕物帳 江戸探偵怪異譚』 宮部みゆき編、新潮文庫、2019年(令和元年) 『半鐘の怪 半七捕物帳ミステリ傑作選』 末國善己編、東京創元社〈創元推理文庫〉、2022年 『半七捕物帳 年代版』まどか出版(2011~2013年)は、全8巻の予定だったが第5巻で途絶。 かつては青蛙房や角川文庫で出版。1987年(昭和62年)までは旺文社が、十数年間文庫本の出版権を保有し、作品集を旺文社文庫(全6巻)で刊行した。旺文社が文庫レーベルの刊行を終えた際は、内外の人気・名作とされる古典作品を中心に、この文庫でのみ事実上入手可能な作品が数多く存在したことから、それら作品の以後の出版権の行方などを巡って、出版業界ではちょっとした騒ぎになった。その渦中にあって、『半七捕物帳』シリーズは出版業界内外から最も注目を集めた作品の一つであった。1985年(昭和60年)から1986年(昭和61年)に光文社文庫で再刊、傑作選(全2冊)も1990年代後半に講談社文庫・大衆文学館で刊行された。 五十嵐佳子による『半七捕物帳リミックス!』(白泉社招き猫文庫、2015年)で新たな読者向けに、現代的な表記・意訳・解釈を織り交ぜた編著も刊行。 神田たけ志作画で「半七捕物帳 春の雪解編」(主婦の友:魂別冊、2019年)がコミック化されている。 現代日本文学の翻訳・普及事業によってフランス語翻訳本が出版されており、2012年時点で販売部数は6519冊とされる。 電子出版で、ニンテンドーDSソフト『みんなで読書DS 捕物帳 半七&右門&安吾&顎十郎&旗本退屈男』で69編を読むことが出来、また青空文庫にて全編が公開され、インターネット上で無料で読むことができる。
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