近代以降の発明とは? わかりやすく解説

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近代以降の発明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 12:30 UTC 版)

ペン」の記事における「近代以降の発明」の解説

1809年イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュによって万年筆特許取得されるなど、近代になってインクペン内部蓄えペン先インク供給する構造発明された。今日利用されるペン多くインクタンクもしくはカートリッジにより軸内に貯めた形態となっている。こうしたタイプペンインク供給方法には、毛細管現象利用するものと、重力により自然とペン先インクが集まるようにしたもの見られ、こと万年筆ではその両方利用している。 「ビーロー・ラースロー」も参照 ボールペンではややその事情が異なり先端部で自由に回転する小さなボールインク付着させ、ボール転がしながら対象擦り付ける形で線を描くものだが、19世紀末原理発案されながら、インク粘性など実用に至るのは1930-1940年台である。 弱点ペン先ボール対象の間に十分な摩擦力が無いとボール回転せず、線を描くことが出来ない点で、あるいは、ある程度重力インク降下しないとペン先ボールインクが行渡らないため、一般ボールペン万年筆同様、逆さに使用した無重力環境では利用できないそのような環境利用できるようにガスインク加圧しスペースペン作られている。 ただ、マンガを描く人、こだわりのある芸術家などでは、今もつけペンガラスペンなどを用い場合があり、こういう人は、ペンインク壺英語版につけては線を描いた文字を書くということを今もさかんに行っている。 近代的なペンでは、高級品では軸が象牙製、琥珀製、貴金属製などもある。合成樹脂製の登場によって安価になり形状多様化し使い捨てのものも増えた貿易における商材として関税扱いは国により幅がある。 現在では多種多様な製品流通しており、特定の作業特化したもの、特殊な機能追加したものなどもある。ペン先ペン構造工夫凝らされペン、軸にゴム製の部品組み合わせ、すべりにくくし「グリップ性能高めたものや、軸素材抗菌素材利用して衛生アピールする製品もある。インク顔料塗料特殊な工夫凝らしたペンがある。 ペンでは一般に書いたものが長年月消えず文書長期保存できることが求められ、それが評価されているものは多い。油性ボールペンなどは長年月でも退色しないことで、保存文書適した筆記具として、公的な書類使用することが認められている。だが最近はそうした常識の外にビジネスチャンス見出し、あえて書いたものが簡単に消せインク用いていることをアピールポイントにしたペン登場した。あるいは一方でみつろうペン触図筆ペンなど視覚を補うユニバーサル製品開発進み他方ペンに変わる筆記形態へと進んでいる。 ペンに強いこだわりを持つ人、「ペンマニア」と呼べるような人もいる。

※この「近代以降の発明」の解説は、「ペン」の解説の一部です。
「近代以降の発明」を含む「ペン」の記事については、「ペン」の概要を参照ください。

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