近代以降の知識人による物質主義の捉え方
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「物質主義」の記事における「近代以降の知識人による物質主義の捉え方」の解説
アレクシス・ド・トクヴィルは、1830年代のアメリカ合衆国について、ヨーロッパの旧世界と対比しつつ、「この国(=アメリカ合衆国)ほど金銭欲が人の心に大きな場所を占め」ている場所は無い、と指摘した。また、アメリカ人が高等教育まで進む場合、「金になる特別の対象にしか向かわない。仕事で儲けるのと同じ態度で学問を研究し、しかもすぐ役に立つことが分かる応用しか学問に求めない。」と指摘し、合衆国に蔓延している物質主義を否定的なニュアンスで記述した。(De la démocratie,1835 松本礼二訳『アメリカのデモクラシー』 第一巻 3章 2005年)
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