油性ボールペン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:05 UTC 版)
ボールペンの中でも最も古典的であり、1930-1940年代にビーロー・ラースローによって開発された。揮発性が低く高粘度の有機溶媒をインクに使っているため、滲みが少なく、裏移りがなく、筆記距離が長いなどの利点がある。インクは紙への浸透作用によって表面的な乾燥を実現する。基本的にペン先はドライアップ(インクの乾燥による故障)せず、リフィルの保存期間が比較的長い。欠点としては書き味の重さや、書き出しのかすれ、ボテ(ペン先への余剰インク溜まり)の発生がある。色素は主に染料が使われ、顔料系と比べて耐光性は劣るが、耐水性は良好であり、実用上は50年以上の筆跡保存性が確かめられている。
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