車種について
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「豊橋鉄道T1000形電車」の記事における「車種について」の解説
本形式は3車体連接2台車方式の超低床電車で、アルナ車両が製造する「リトルダンサー」シリーズの「タイプUa」と呼ばれる車両である。 「リトルダンサー」シリーズの車両が初めて登場したのは2002年(平成14年)のことである。初期の車両は運転台部分に台車を寄せそれ以外の客室部分を超低床構造にするというものであったが、2004年(平成16年)に製造された長崎電気軌道3000形では、在来車では台車に設置されている主電動機を台車外に出して車体に直接取り付けることで台車部分を低床化し、車両全体の超低床化を実現した。この種の車両は同シリーズの「タイプU」と呼ばれる。 軌間1,435ミリメートル(標準軌)向けの車両である「タイプU」に対し、軌間1,067ミリメートル(狭軌)を採用する路線にも対応すべく「タイプU」をベースに開発されたのが「タイプUa」である。機器の配置を見直すことで標準軌向けと同等の車内通路幅を確保している。最初の「タイプUa」の車両が本形式で、以後このタイプがシリーズの標準車両となり狭軌・標準軌向けを問わず製造が続けられている。
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車種について
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「福井鉄道F1000形電車」の記事における「車種について」の解説
前述のように新潟トランシスが製造を担当した、3車体3台車式・100%低床構造の超低床電車である。新潟トランシスによる超低床電車製造は前身の新潟鐵工所時代にさかのぼり、日本への超低床車導入を目指していた同社はドイツのAEG(当時、後に再編によりアドトランツを経て現・ボンバルディア)と業務提携し、車軸のない独立車輪を用いて低床化を実現した「ブレーメン形」を日本市場へ導入することとなった。導入には「新潟鐵工所がAEGに代わって日本仕様の車体を設計・製作し、AEGから量産品の電機品・台車を輸入しそれらを車体に艤装して車両を製造する」という方法が採られ、1997年(平成9年)に熊本市交通局へ納入された9700形が導入第1号となった。 熊本に続いて2002年(平成14年)に岡山電気軌道へ納入された9200形では、アドトランツが新開発した超低床電車シリーズ「インチェントロ」の車体デザインを取り入れることにより、車体が丸みを帯びたものに変更された。以後、新潟トランシスが製造する超低床車はこの仕様を標準としており、本形式もブレーメン形の足回りにインチェントロの車体を組み合わせたモデルである。ただし、新潟トランシスがこれまでに製造した超低床車はすべて2車体2台車式であり、中間車を組み込んだ3車体3台車式車両の製造は本形式が初となった(なお、新潟トランシスはその後同様の3台車3車体式の車両として宇都宮ライトレールHU300形電車を製造している)。 これらの車両製造の途中で、新潟トランシスはボンバルディアから台車製造のライセンスを取得して自社製造を行うようになっており、本形式では車体製造・艤装に加えて台車製造も担当した。
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車種について
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「熊本市交通局9700形電車」の記事における「車種について」の解説
「ブレーメン形」も参照 熊本市交通局9700形の元となったのは、ドイツの車両メーカーが開発した、「ブレーメン形」や「AEG形」、あるいは「GTシリーズ」などと呼ばれる超低床電車である。この車両シリーズはMANによって開発され、1990年に試作車がブレーメン、次いでミュンヘンへと納入された。MANの鉄道車両部門がダイムラー・ベンツ傘下のAEGに買収された後、量産車の製造が始まっている。その後メーカーはさらにアドトランツ (ADtranz) へと移った。このアドトランツは、1996年1月、AEGの鉄道システム部門と、電機メーカーアセア・ブラウン・ボベリ (ABB) の鉄道システム部門が統合して発足した、ドイツに本社を置く鉄道システムメーカーである。 アドトランツの「ブレーメン形」は、基本設計をレディメイドとしており、車体幅は2.2・2.3・2.4・2.65メートル、軌間は900・1,000・1,100・1,435ミリメートルの各種に対応する。特殊な台車や駆動方式を用いることで編成全体にわたって床面高さをレール面上36センチメートルに抑えている。各車車体中央部に1台ずつ台車を配置するという方式の連接車であり、ヨーロッパでは3車体ないし4車体からなる編成が主流である。 日本の車両メーカーである新潟鐵工所は、超低床電車を日本へ導入するにあたって、ドイツでの実績に鑑みAEG(当時)の「ブレーメン形」であれば導入可能であると判断。交渉の結果、当面の需要が少なくコストに見合わないことから技術導入の場合に一般的なライセンス契約ではなく業務提携という形を採り、新潟鐵工所が日本向け仕様に変更した車体を設計・製作し、量産品の台車・電機品をAEG(アドトランツ)から輸入して組み合わせる、という方式で当該車両を日本国内向けに製造することとなった。
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