電機品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 16:17 UTC 版)
「国鉄EC40形電気機関車」の記事における「電機品」の解説
集電装置 集電装置は当初、駅構内のうち機関車入換用の側線区間はトロリーポール集電であったが、後にパンタグラフに変更された。本線上ではトンネルの建築限界が小さく、第三軌条方式による電化を行なったため、第三軌条から集電を行なうための集電靴を片側2か所に設備していた。集電靴は、泥や落ち葉による集電不良を避けるため第三軌条の下側に接触する方式で、日本では唯一のものであった。 主電動機 主電動機はMT3(一時間定格出力210kW・メーカー型式SPG2600)を1両当たり2基搭載し、1基は車輪駆動用に、もう1基はラック歯車駆動用に用いられた。 主制御器 主制御器は電磁単位スイッチ式制御器で、粘着区間の力行、ラック区間の力行、ラック区間での発電ブレーキの3種の制御が可能であるほか、電気連結器を使用して本務機と補機との重連総括制御が可能となっている。 補機類 補機として真空ブレーキ用のロータリー式電動真空ポンプ2基および重連総括制御用ケーブルの巻取りリールを第1端側のボンネット内に、制御回路・電灯回路用の容量108 Ahの蓄電池および重連総括制御用ケーブルの巻取りリールを第2端側のボンネット内に搭載する。
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