課長は名探偵・前編&後編(コマンド式アドベンチャーゲーム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 20:54 UTC 版)
「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」の記事における「課長は名探偵・前編&後編(コマンド式アドベンチャーゲーム)」の解説
ゲーム西暦1987年4月2日(前編)・同年6月27日(後編)発売。価格は前編2600円、後編2500円。メディアは896KBフロッピーディスク。『ファミコン探偵倶楽部』『探偵 神宮寺三郎』に似た推理アドベンチャー。前編・後編の2部構成で、機種はゲームコンピューターの周辺機器「フロッピードライブシステム」(元ネタはファミリーコンピュータ ディスクシステム。なおその後の凋落も忠実に再現されており、「ゲームファンマガジン」に詳しい記述がある)。副題は「ゲームコンピューター最後の日」。 プレイヤーが勤める会社「ゲームセンターCX興業」で起きている七不思議の謎を、上司のありの課長と共に解明する。しかし単なる噂調査だったはずが思わぬ大事件に発展してしまい、事態は徐々にシリアスな方向へと向かっていく。 「ツッコむ」「ボケてみる」「めいし(を手渡す)」など様々なコマンドでありの課長をサポートし、事件の真相を暴く。コマンド選択で捜査をするだけでなく、前編・後編それぞれに1本づつあるミニゲームをクリアしてシナリオを進める場面も存在する。なお、前編のクリアデータがない状態では後編をプレイする事が出来ない。歴代ADを含む番組スタッフやゲームメーカー社員らが実名で登場。さらには本人の許可を得てバンダイナムコゲームスの石川社長がゲームセンターCX興業の社長役として特別出演している。 あらすじ ゲームコンピューター史上最大と謳われる超大作ゲーム「ファイナルクエスチョン3」の発売を控え、ROM生産工場のゲームセンターCX興業は激務に追われていた。そんな中、社長のいしかわに突然呼び出された主人公とありの課長の2人は、社内を騒がせる"七不思議"の真相を暴く「特命プロジェクト課長」に任命されてしまう。しかし調査を開始した彼らは、いつしか謎の集団「ラブ&ゲーム教」の陰謀へと巻き込まれて行く。果たして彼らの企てる「ゲームコンピューター最後の日」とは? アリーノーからの挑戦状 ※前編のみ(後編はアリーノーが用意するのを忘れたため挑戦なし)。 挑戦1:名刺を入手して誰かに渡せ! 挑戦2:謎の「誰もいない会議室」を解明せよ! 挑戦3:謎の「すすりなく周辺機器」を解明せよ! 挑戦4:謎の「一本足りない・・・」を解明せよ! 裏技(このゲームに限り、クリアに直結する裏技は存在しない) 前編バイクチェイスゲームをプレイ:本編クリア後、タイトル画面でとあるコマンドを入力。 後編ボートチェイスゲームをプレイ:本編クリア後、タイトル画面でとあるコマンドを入力。 隠れキャラに出会う:湖畔のゲーセンで特定の順番でコマンドを選ぶと「北のメガネっ娘」が登場。 主要登場人物(カッコ内は元となった人物) 主人公※名前は任意 CX興業の新人社員。ありのの助手として七不思議の捜査を担当していくうちに、怪しげな事件に巻き込まれる。 ありの課長(有野晋哉) 主人公直属の上司でゲーム中における探偵役。 いしかわ社長(バンダイナムコゲームス石川社長) ゲームセンターCX興業社長。ありの課長と主人公に七不思議の調査を指示する。 かんさん(菅プロデューサー) CX興業の工場長。出張が多い。 あべさん(カメラマン阿部) CX興業の副工場長で菅と並ぶ古株社員。元ヤンでバイクが趣味。 とうじま刑事(元AP(初代AD)東島) アメリカ帰りの刑事。どんな事件も解決できるエリートで、後編の重要人物の1人。 ささの(2代目AD笹野) CX興業社員で周辺機器の担当。後編ではバッティングセンターにいることが多い。 うらかわ(3代目AD浦川) CX興業社員。極度の方向音痴で目的地と必ず正反対の方向へ行ってしまう。 いのうえ(4代目AD井上) CX興業社員でサボりの常習犯。地下プロレスラーのイノコMAXなる弟がいる。 たかはし(5代目AD高橋) CX興業の事務員。七不思議の噂を怖がり早く帰りたがっている。 つるおか(6代目AD鶴岡) CX興業の警備員。彼がありの課長達に七不思議の話をしたことからすべてが始まる。 きべ(構成岐部) ゲームパッケージなどを作る印刷所の職員。ゲームコンピューターのライバルハード(本人曰く「セ・・・」)のファン。 すだ(VE須田) CX興業近くにあるゲームショップ「わくわくボーイ」の店長。ありのと仲が良い。 なかうち(ディレクター中内) CX興業の社員。彼が行方不明になったことで、事件は急展開を迎える。 タニー(整音谷澤) 情報屋。後編より登場しありの達をサポートする。 いいだ(AP飯田) CX興業近くの焼き鳥屋「鳥三昧」の女将。何故かメニューに鶏肉を置いていない。 ふじもと(構成藤本) CX興業近くの銭湯「追い焚きの湯」の若旦那。 さかい刑事(構成&企画酒井) 刑事。ありの達を犯人扱いし執念深く追ってくる。エリートのとうじまが大嫌い。 すずい社長(インディーズゼロ鈴井社長) 新作ゲームを製作したゲーム会社「インディーズゼロ」の社長。相当なおしゃべり。
※この「課長は名探偵・前編&後編(コマンド式アドベンチャーゲーム)」の解説は、「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」の解説の一部です。
「課長は名探偵・前編&後編(コマンド式アドベンチャーゲーム)」を含む「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」の記事については、「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」の概要を参照ください。
- 課長は名探偵前編&後編のページへのリンク