美術科の人々
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美術科は一学年100人程度で、大きく分けて絵画教室・造形教室・芸術学教室の3つがある。絵画教室はさらに水彩画と油画の2つの専攻に分かれている。ここに登場する学生は油画教室伊達ゼミの生徒が多い。 中沢くん(なかざわくん) 和歌山県出身。桂の一年先輩。アマチュアミュージシャン。モトコーの中古レコードショップ「ブートレッグ」でアルバイトしている。崔によると卒業後もここにいる。同学年の志麻と仲が良く、よく一緒にギターを弾いている。漫画も結構好きで、鈴木と論争する場面からも伺える。 志麻くん(しまくん) 京都府出身。桂の一年先輩。長身で、お公家さん眉でチョンマゲがトレードマーク。見かけによらずファンシーグッズ好き。卒業後は、京都の呉服屋に勤める。 伊達先生(だてせんせい) 油画専攻・伊達教室担当。桂は3回生になり、このゼミに入る。現役デザイナーでもある。学生時代は仲間と京都で、劇団「雑人工場」の旗揚げをする。現在は脱退しているが、美術セットの材料費を出したり、ちょい役で出演している。桂を美術製作のお手伝いに誘う。 崔 月姫(チェ ウォルヒ) 神戸市長田区出身。桂の一年先輩。韓国系日本人三世で差別を受けた辛い過去を持つ。明るく気さくな人柄で、人気者。服飾デザイナー志望で、ネットで「かぐや姫」というお店を開いている。志麻と仲が良いので、周囲から「付き合っているのでは?」と質問されるも否定する。卒業後、手をつないでいる所を目撃され、交際が発覚。卒業後は、大阪の十三でショップ店員勤務。 山内 三郎(やまうち さぶろう) 実家はツバメ運輸という運送業。料理が得意で、たまにゼミで手作りお菓子を振舞う。常に散漫な斉藤の保護者的友人。5巻第1刷の41ページでは、「内村くん」と書かれている。 斉藤 行次(さいとう ゆきつぐ) 宝塚市出身。あだなは「いくじ」。リアクションが遅く、天然ボケな男子。学年でもトップクラスの画力の持ち主で、卒業制作展示コンテストでは「技能賞」を受賞。卒業後は、西区のコンピューターソフト会社に就職。 帆津さん(ほづさん) 神戸市東灘区出身。物静かで儚げな外見。押しの強い鈴木には苦手意識を持っている。長年付き合っている一歳年上の彼氏がいる。卒業後は、彼氏がいる名古屋で「専業主婦」。 持田 さや(もちだ さや) 大阪府出身。クールで舌鋒鋭い。テーマパーク巡りが趣味。恋多き田口の世話を焼く。謎の彼氏がいる(趣味が宗教らしい)。鈴木、斉藤に次ぐ画力の持ち主で、卒業制作展示コンテストでは「特別審査員賞」受賞。卒業後は、印刷所に就職。 田口 里穂(たぐち りほ) 尼崎市出身。自由きままで、恋多き女子。持田曰く、芸能人に例えると「いそのきりこ」。恋愛話が大好きで、伊達ゼミ女子たちに話を振るも、持田に煙にまかれオチにされる。伊達ゼミでは、利藤と杉坂がお気に入り。就職が決まらず、卒業後も無職。 川田 一(かわだ はじめ) 神戸市北区出身。かに座、B型。PCが得意で、ゲーム関係のグラフィッカー志望。早くに就職を決めた。 杉坂 惣太(すぎさか そうた) 高砂市出身。15歳から寝酒を欠かしたことがないと言うが、飲んでいる酒は「女が飲むような物」。よく利藤をからかうが、大学をサボりがちな彼を気にする。 利藤くん(りとうくん) パチンコが趣味で学校行事に熱心ではなく、単位不足のため留年。ミュージシャンの名前が入ったTシャツをよく着ている。 神戸さん(かんべさん) 妻子がいる藍染職人。デザインの勉強をするために入学。2年ごとに一学年ずつ進むよう、気長に通っている。 常久 初子(つねひさ ういこ) 大阪府出身。桂の一年後輩。おっとりした外見とは裏腹に、趣味は「土日のパチンコ」で帳面をつけるほど入れ込んでいる。同級生の甲賀が好き。 後藤 深津紀(ごとう みつき) 明石市出身。桂の一年後輩。長身で、長いタバコを好む。マイペースな性格。 嶺くん(みねくん) 神戸市北区出身。桂の一年後輩。甲賀とは幼馴染。お調子者で盛り上げ役だが、女性の扱いが上手で紳士的な一面も。 甲賀くん(こうがくん) 神戸市北区出身。桂の一年後輩。忘れ物が多く、常久の気持ちにも気づかないので、周囲からは子供扱いされている。 窪島くん(くぼしまくん) 桂が3回生の時点で、6回生(4年次)。女性のような外見だが、女性経験はかなり豊富。鈴木曰く「季節ごとに彼女が変わる。」
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