美少女刑事/プロファイリング刑事/少女漫画刑事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:50 UTC 版)
「特殊刑事課」の記事における「美少女刑事/プロファイリング刑事/少女漫画刑事」の解説
本名:麻生 瑠理華(あそう るりか) 声:小檜山洋一 特殊刑事課会員番号7番。名前は女性だが、れっきとした男性。原作とアニメ版では設定が異なる。美少女刑事(原作版) 初登場の際寺井洋一に水野晴郎と間違えられる。愛称は「ルリリン」。バレリーナの格好をしており、衣装には少女漫画版と少年漫画版がある。後述の『りぼん』出演時は前者を、『週刊少年ジャンプ』および単行本では後者を着用したが、『ジャンプ』での初登場以後も少女漫画版を着用して登場することが多い。少年漫画版の方が露出が高く、両津からも「その格好で『りぼん』はキツい」と評され、本人も「自重したためああなった」と解説している。 変身も出来ると主張し「神風怪盗ジャンヌ」に変身したが、通常の衣装に加え腹部に「じゃんぬ」という落書きが描かれたことと、マントが付いただけであまり変わらなかった。また、繰り出した必殺技も、少女漫画誌やその読者に関する文句や愚痴を溢しながらパンチやキックを繰り出すだけである。 少女漫画家を目指しているが、代表作「なんじゃこりゃ番長」は絵柄がかなり硬派な少年漫画風なのが欠点。しかし登場当時は両津の方が少女漫画家としてのキャリアが上だったため、両津に「4コマ漫画を始めてみたらどうだ?」というアドバイスをもらっていた。愛野神女(乙姫菜々)のファン。同じ集英社が発行している少女漫画誌『りぼん』に『こち亀』が特別掲載された時にも登場しており、こちらは通常の単行本でなく「Kamedas2」に収録されている。 プロファイリング刑事/少女漫画刑事(アニメ版) 第167話「出た! 少女漫画刑事」で初登場。プロファイリングを専門とする敏腕刑事で、通常はサングラスを掛けスーツを着用した男性の姿をしている。徐に拾い上げたラジコン戦車を細かに分析し、持ち主が両津であると断定してみせたが、肝心の犯人逮捕の際にはプロファイリングという技能はあまり役に立たなかった。 「プロファイリングの完璧を期すためには犯人の気持ちに成り切らなくてはならない」という信念から、事件により何かに変装し、完全なまでに研究した上で成り切る。登場時はある怪盗(神風強盗ダルク)の逮捕の際、犯人を「少女漫画家志望の女の子」と断定して成り切ったため、登場回のタイトルが「少女漫画刑事」となった。しかし犯人の正体は少女漫画のキャラクター風の衣装を着用した中年男性だったため、彼の研究と成り切りはある意味空回りに終わった。 原作同様魔法を使えると主張しているが、変身は月光刑事同様、煙の中で着替えているだけであり、魔法で派出所を改築する際も、これまた煙の中1人で工事をやっただけである。また変身に使うコンパクトは海パン刑事同様、パンツの中から取り出す。 成り切りは調査の際だけであり、事件解決後は普通の容姿に戻ったが、麗子を除く派出所男性メンバー(大原大次郎、両津、中川、寺井)は少女漫画の世界に洗脳されてしまい、元に戻らなくなっていた。また、マリアも異常な状況に対して流石に面食らっていた。 本人の持ち歌もあり、派出所の面々も携えてアニメ版のオープニング風に表したが、スタッフは全員麻生瑠理華。歌詞が春バージョンと夏バージョンの2種類があり、夏バージョンは話の後半に両津、大原、寺井、少女漫画刑事の4人が歌うシーンがある。『こち亀百歌選 〜主題歌ベストコレクション〜』にボーナストラックとして収録されている。アルバムに収録されているものはアレンジと歌い方がテレビバージョンとは異なっており、歌詞は春バージョンのみ用いられている。 2度目以降はプロファイリング刑事ではなく少女漫画刑事として登場している(ただし、初登場時のサブタイトルでは既に少女漫画刑事となっていた)。衣装は一部を除き原作における少女漫画版に酷似したものを着用。 レギュラー放送終了後に放送された特別版では「特殊刑事課三羽烏」のメンバーに加わって登場した。その際、名前が特殊刑事課三羽烏から特殊デカーズに変わっていた。
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