あばしり‐こくていこうえん〔‐コクテイコウヱン〕【網走国定公園】
網走国定公園
網走市を中心とするオホーツク海に面した海岸一帯の海跡湖群と、海岸草原などからなる。特に網走より北側では視界内に高い山がなく、海岸も能取のとろ岬付近以外は砂浜で、ただ縹渺(ひょうびょう)たる草原と水面が広がる。風景が垂直方向の重なりを持たず、主として水平方向の広がりだけからなる、いかにも東北海道らしい公園である。
網走湖は湖畔に樹林を巡らすが、サロマ湖、能取湖、濤沸(とうふつ)湖は周辺に草原が広がり、夏にはエゾスカシユリ、ハマナス、ヒオウギアヤメなどの花々が咲き競う。能取湖畔の卯原内(うばらない)など塩湿地にはアッケシソウがあり、秋には一面に赤い絨毯を敷き詰める。また、厳冬季には海面は流氷で埋め尽くされ、風景はいっそう厳しさを増す。
網走国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 19:11 UTC 版)
網走国定公園(あばしりこくていこうえん)は、北海道にある国定公園。1950年(昭和25年)に道立公園に指定され、自然公園法制定に伴って1958年(昭和33年)に国定公園に指定された[3]。大小7つの湖沼と砂丘、草原(原生花園)、丘陵からなる地域になっている。
- ^ “国定公園地種区分別面積” (PDF). 環境省 (2016年). 2016年8月24日閲覧。
- ^ “平成25年国定公園利用者数(公園、都道府県別)” (PDF). 環境省. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “網走国定公園はこんなところ”. オホーツク総合振興局. 2016年8月24日閲覧。
- ^ 管理指針, p. 1.
- ^ a b “道指定文化財概要一覧(天然記念物)” (PDF). 北海道教育委員会. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “能取湖卯原内サンゴソウ群落地”. 北海道ファンマガジン (2008年3月14日). 2016年8月25日閲覧。
- ^ a b 管理指針, pp. 9–10.
- ^ a b 管理指針, p. 14.
- ^ 天都山 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ a b 管理指針, p. 19.
- ^ “濤沸湖” (PDF). 環境省. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “ワッカ/小清水原生花園”. 北海道遺産協議会. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “国定公園集団施設地区” (PDF). 環境省 (2016年). 2016年8月24日閲覧。
- ^ “国定公園集団施設地区等利用者数” (PDF). 環境省. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “北見市サロマ湖ワッカネイチャーセンター条例”. 北見市例規類集. 北見市. 2016年8月24日閲覧。
- ^ “小清水原生花園インフォメーションセンター設置条例”. 小清水町例規集. 小清水町. 2016年8月24日閲覧。
- 1 網走国定公園とは
- 2 網走国定公園の概要
- 3 集団施設地区・ネイチャーセンター
「網走国定公園」の例文・使い方・用例・文例
- 網走国定公園という国定公園
網走國定公園と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 網走國定公園のページへのリンク