第6話・古代遺跡編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:08 UTC 版)
「コンフィデンスマンJP」の記事における「第6話・古代遺跡編」の解説
★は主要ゲスト・「オサカナ」 斑井満(まだらい みつる)★ 演 - 内村光良(幼少期:澤田真伍) 斑井コンサルティング代表取締役社長。 名声と金に人一倍執着し、様々な肩書を持つ経営コンサルタントとして地方創成のためと称し、モール建設など甘い言葉で住民から土地をタダ同然で買い上げるが、すぐに建設中止させて産業廃棄物処理場用地として転売し荒稼ぎしている。在野のアマチュア考古学者である父・万吉に対しては幼少期こそ興味を持って一緒に発掘を行っていたが、発掘作業の強制や万吉の死後に、万吉の著書の返本と借金の山を押し付けられたことで、考古学そのものまで嫌うようになった。一方、そのような経験から考古学に関する知識は深い。 コンフィデンスマン達による「遺跡発掘の可能性を出すことで工事を止める」という計画として、最初は三隅建設現場作業員及び東部大学の考古学助手(ボクちゃん)が「発掘された」とリチャード所有の縄文土器を持ってきたが、何も言わずに憎しみをこめて粉砕してしまう。 次に、コンフィデンスマン達によって作られたニセの縄文土器が発掘されたとして、東部大学の考古学教授・牛久幸次郎(リチャード)と接触。新聞カメラマン(五十嵐)も工事現場で合流し次々と発掘する現場を見るが、自らの知識で偽物と看破する。また、牛久幸次郎(リチャード)に対して、大金を渡して偽物と表明するように忠告する。 次に、五十嵐がネット拡散して呼んだ考古マニアたち、さらに付近の山を持つ熱烈なアマチュア考古学者の常滑富子(ダー子)も登場。万吉の学説と似た事を言う常滑や熱心に発掘作業を行う考古マニアたちに心を動かされ、一旦は遺跡発掘を喜ぶ。しかし、ボクちゃんが呼んだ本物の牛久幸次郎が現場に訪れて、発掘品は改めて偽物であると分かり態度を改めて工事を続行させる。 しかし、どこか心にわだかまりが残る中、在野の考古学者としてダー子が贈った「幻を求めて」全巻を読んだことで考古学への熱意が再燃。常滑から手放すとされた山(実際はダー子が事前に1億円で買っていた山)を3億円で購入。会社も手放し、金も名声も捨てて父のようにロマンを求め発掘する日々を始める。ちなみに、ダー子もロマンに感化され、金食いであると知っているはずの発掘作業にいそいそと出かけるようになってしまった。 なお、第2話にダー子(この時は桜田リゾート従業員、松山として登場)がバスの中で縄文時代に関する本を読んでいるシーンがあるので、恐らく時系列としては第2話以降の話である。 川辺守夫(かわべ もりお) 演 - 野添義弘 十色村にある「ラーメン多幸」の店主。 2年前にボクちゃんが自転車旅行で偶然立ち寄った店で、出されたラーメンの味に感動したボクちゃんは涙を流しそれを「ふるさとラーメン」と名付けたが、ダー子曰く、あくまでも「普通のラーメン」との事。 村に「十色村ふるさとふれあいモール」が建設され活気あふれるものを夢見ていたが、斑井によって計画的な建設中止・産業廃棄物処理場に建設計画が変えられてしまい、失意の底に落ちてしまう。のちに、コンフィデンスマン達によって作り出された遺跡発掘に新たな町おこしとして大喜びするが、それがボクちゃんに罪悪感を持ち続けることになってしまう。 最終的には産業廃棄物処理場の工事は止まらなかったもの、今度はその工事業者が店に来ることによって大繁盛して村全体が活気あふれるものになる。 川辺美代(かわべ みよ) 演 - 長野里美 守夫の妻。夫の守夫と一緒に「ラーメン多幸」を営んでいる。 斑井万吉(まだらい まんきち) 演 - 山本浩司 満の父。在野のアマチュア考古学者として活動し、その研究や持論をまとめた書籍「幻を求めて」全18巻を自費出版するが、滿の持論はほとんどが奇説であり、「幻を求めて」もいわゆるトンデモ本の類であっため、誰にも見向きされなかった。家族を顧みず私財を投げうち借金までして発掘に明け暮れていた。発掘時は決まって「日本のシュリーマンになってやる」と口ずさんでいたが、夢がかなう前に体を壊し病死した。 牛久幸次郎(うしひさ こうじろう) 演 - 花ヶ前浩一 東部大学の考古学教授。 満が大学に訪れて自身の偽物(リチャード)と話しているときは、研究者に扮したダー子に足止めされていた。のちに、ボクちゃんに呼ばれて産業廃棄物処理場工事現場に訪れ、発掘されたものはすべて偽物と証言する。 三隅(みすみ) 演 - 矢野浩二 三隅建設の社長。大学の先輩である満から十色村の産業廃棄物処理場建設を依頼される。満の自宅で女性たちとどんちゃん騒ぎして楽しんでいる。 考古学者、考古学マニア 演 - 本多力、その他多数 五十嵐のツイート拡散により、廃棄物処理場に集まって土器や埴輪などの採掘をする。ダー子の集めた「子猫ちゃんたち」ではなく、本物である。
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