真・豪鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 07:32 UTC 版)
※この「真・豪鬼」の解説は、「ミッドナイトブリス」の解説の一部です。
「真・豪鬼」を含む「ミッドナイトブリス」の記事については、「ミッドナイトブリス」の概要を参照ください。
真・豪鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:12 UTC 版)
真・豪鬼とは真の力を解放した豪鬼のこと。プレイヤーキャラクターとしての豪鬼はゲームバランスの観点から弱めに調整され、本来のボスキャラクターとしての強さを持った豪鬼は真・豪鬼と呼んで区別される。プレイヤーは家庭用移植版の隠し要素などで操作できるのみで、アーケードゲームでは『ストリートファイターZERO3↑』のみ使用可能。 通常の豪鬼とは同一人物であり、ストーリー上で他のキャラクターから「真・豪鬼」と呼ばれることはない。ただし例外として、『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』では、豪鬼と真・豪鬼がストーリー上も区別されており、『ストリートファイターZERO2』および『ストリートファイターZERO2 ALPHA』では、ストーリー上は同一であり対戦前会話やエンディングなど通常豪鬼と同じだが、真・豪鬼の勝利セリフは「……」という沈黙を表すもののみとなっている。なおこの2作品では真豪鬼はCPU専用であり、登場時は専用の会話が用意されている。家庭用でのみプレイヤーが操作可能。 「真・豪鬼」という名称が初めて登場したのは『ストリートファイターZERO2』。開発者インタビューによると、「プレイヤーに挑戦する」という意味で作られたキャラクター。青い道着を着ていることから開発者の間では「青いシンゴウキ」と呼ばれていた。 豪鬼の初登場作品である『スパIIX』ではCPU専用の隠しボスキャラクターとして登場していたが、この当時は豪鬼自体の名前も伏せられており、隠しコマンドで使用できる豪鬼と区別が付かなかったほか、真・豪鬼という名称も使われておらず、単に豪鬼と呼ばれていた。ただし、キャラクターの以下の挙動からこの2者を見分けることはできる。 「斬空波動拳」で弾を2発出す(プレイヤーが操作する豪鬼は通常1発)。また、2発目を撃つ都合上、1発目の発射が速くなっている。 「阿修羅閃空」の動作終了後の隙がない(プレイヤーが操作する豪鬼は硬直時間が付く) 「灼熱波動拳」の硬直時間が短い 立ち強パンチがキャンセル可能 これらは対戦でのバランスの観点上、プレイヤーキャラクターには意図的に調整された部分である。通常の豪鬼にはない特徴を備えており、その強さは豪鬼を凌駕する。 『ZERO』以降の作品では、当時のCPU版が真・豪鬼としてCPU専用キャラクターとなり、当時のプレイヤーキャラクター版が隠しコマンドを使用するなどの条件の下で(作品によってはデフォルトで)使用可能になったため、単に豪鬼と呼ぶと『スパIIX』当時の使用キャラクター版を指すことが多くなった。また、その過程で「瞬獄殺」の発生および突進速度の飛躍的上昇・移動距離増加・特性変更(「移動投げ」から「ガード不能の打撃技」に変更)も相まって、通常の豪鬼とさらに差別化が図られている。また、『スーパーストリートファイターII X REVIVAL』-『ストリートファイターZERO3↑』ではデフォルトの道着の色が通常の豪鬼が黒に近い紺色なのに対して、真・豪鬼は青紫色となっている。 ドリームキャスト版『スーパーストリートファイターII X for Matching Service』では、条件を満たすとCPU仕様の豪鬼(真・豪鬼)とそのCPU仕様に瞬獄殺が追加された豪鬼を操作キャラクターとして使用することができる(コマンドは今までのシリーズと同じ)。また、ゲームボーイアドバンス版『スーパーストリートファイターII X REVIVAL』でも条件を満たすことで前述の「瞬獄殺」が追加された豪鬼(この作品では真・豪鬼)が使用可能。ただし、「瞬獄殺」の性能はこちらの方が上である(先述の通り、移動速度および相手がつかみ間合いで地上にさえいれば必ずつかめるなど)。 『ウルII』では特定のコマンド入力で登場する隠しキャラクターとして登場。プレイヤー専用キャラクターとして登場する。ディスプレイネームは「SHIN GOUKI(海外版はSHIN AKUMA)」と表示される。「斬空波動拳」を2発発射したり、「瞬獄殺」の性能が上昇するなどの性能の違いがある。アーケードモードでは条件を満たすと真・豪鬼と同性能の豪鬼が隠しボスとして出現する。なお、オンライン対戦では使用できない。 CPUの豪鬼が真・豪鬼となった作品には以下のものがある。 ストリートファイターZERO 一定条件を満たすと最終面に乱入してくるCPU豪鬼は、厳密に言えば「真・豪鬼」ではなく、外見は通常の豪鬼と変わらない。しかしプレイヤー版よりも攻撃力、防御力共に上昇しているほか、全ての通常技にキャンセルをかけることができ(しゃがみ強キック→しゃがみ強キックやしゃがみ強キックの隙部分のみをキャンセルなど)、「瞬獄殺」の移動速度は真・豪鬼同様に速く、移動距離も長い。 ストリートファイターZERO2 (『ALPHA2』と『ZERO2 ALPHA』も含む) 一定条件下で最終面の前に乱入してくる。豪波動拳の出が豪鬼と比べて速く、さらに隙も非常に少ない。2発撃つ斬空波動拳の角度が1発は深く、もう1発は浅い(他シリーズでは2発とも同じ角度で連なっている)など、通常の豪鬼を遥かに凌ぐ強さを持つ。『ZERO』に比べると反応の鋭さはやや控えめとなっている。 ストリートファイターZERO3(家庭用および『↑』も含む) 殺意の波動に目覚めたリュウの最終ボス。『ZERO2』に比べると豪波動拳の出が遅くなっているが、瞬獄殺がのけぞり中やガード硬直中にも決まるガード不能の打撃技となったことで、連続技に組み込めるようになっている。 ストリートファイターIII 2nd IMPACT 最終戦にたどり着くまでに一定条件を満たすと、豪鬼が乱入してきて対戦相手を倒し、闘うことになる。その豪鬼を一定条件下で倒すと、真・豪鬼となって復活する。この真・豪鬼を倒すと、特別なエンディングになる。「斬空波動拳」が通常版の挙動速度で2連射となり発生も早い 「滅殺豪波動」「天魔豪斬空」が1ヒット増 「滅殺豪螺旋」の初段膝蹴りの判定拡大 「瞬獄殺」の移動速度上昇 スーパーストリートファイターIV 『ストIV』の豪鬼乱入条件を満たせば登場。厳密には真・豪鬼としての登場ではなく豪鬼名義。『スパIV』でプレイヤーが使用できる豪鬼は性能面で弱体化調整された部分があるが、こちらは調整を施されていない性能。主なものは以下の通り。「豪波動拳」と「灼熱波動拳」は硬直が短く、連射が容易。 「斬空波動拳」は角度を変えて2連射し、EX版は角度を変えて4連射。 「豪昇龍拳」は3ヒット、EX版は6ヒット。 「(真・)瞬獄殺」は長い無敵時間が付く。 「天衝海轢刃」は初段の振り上げた足の攻撃判定が下方に大幅拡大され、連続技に組み込めるように。 ストリートファイターV アーケードモードで特定の条件を満たすと登場する他、定期配信されるエクストラバトルに登場。 全体的な攻撃力が大幅に上昇している他、Vトリガーの「怒髪衝天」が常時解放状態になっている(ただし「豪波動拳」「斬空波動拳」「豪昇龍拳」はヒット数増加や派生攻撃は無い)。またエクストラバトルではEXゲージが最初から満タンである。 CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000 PRO 一定条件下で最終面に出現する豪鬼が、『PRO』では斬空波動拳を2発撃つなどの真・豪鬼仕様となっている。『ZERO』と同じく、厳密には「真・豪鬼」ではない。なお、初期版・『PRO』とも最終ボスがギースになる予定だった場合のみ専用のステージ「啜ノ谷」が出現し、ベガの場合は彼に手刀を見舞うという形で乱入してくる(後述するように、これが『CVS2』の「禊」の原型とされている)。 SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS 名前上は「真・豪鬼」であるが、後述する「神・豪鬼」の技「禊」が追加されている。 ジャンプ下降中に斬空波動拳を出すと波動を一発のみ発射するが、通常の豪鬼のモーション(片手で構えた後もう片方の手で気弾を発射する)と同じ動作をするようになっている。 鉄拳7 FATED RETRIBUTION ストーリーモードのスペシャルチャプターで闘うことになる。黒、紫、白が混ざった炎を纏い、全体的なスピードが上昇している。遠距離にいると灼熱波動拳を3連続で撃つといった通常時にはない攻撃も行う。また滅殺の構え(挑発)はセービングアタック同様に攻撃を受け流すことができ、行うとスーパーコンボゲージが一瞬で最大になる。最高難易度で闘うと、ブロッキングをする。
※この「真・豪鬼」の解説は、「豪鬼」の解説の一部です。
「真・豪鬼」を含む「豪鬼」の記事については、「豪鬼」の概要を参照ください。
- 真・豪鬼のページへのリンク