疾患の疑いがある選手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 20:51 UTC 版)
「慢性外傷性脳症」の記事における「疾患の疑いがある選手」の解説
モハメド・アリ(ボクシング) パーキンソン症候群、体の震えや筋硬直、喋りと動作の緩慢を特徴とする神経変性疾患。 ロジャー・メイウェザー(ボクシング) 昔の記憶の大部分を喪失し、甥のフロイド・メイウェザー・ジュニアの事を誰か認識できないほど症状が悪化している シュガー・レイ・ロビンソン(ボクシング) アルツハイマー病。 高橋ナオト(ボクシング) 著書「ボクシング中毒者」で告白。自転車で真っ直ぐ進むことが出来ず電柱にぶつかる、手の震えを抑えきれずにラーメンの汁をこぼしてしまう。 たこ八郎(ボクシング) 引退の原因となった。一時期二桁以上の文字すら記憶できなかった程の記憶障害や寝小便等の排泄障害にも悩まされたという。 ピューマ渡久地(ボクシング) てんかんの発作を何度も起こし、自分の年齢や家族の顔もわからないほどの記憶障害。さらに右半身の麻痺にも悩まされている。 前田宏行(ボクシング) 自らのブログで告白し、引退することを明言。 フロイド・パターソン(ボクシング) アルツハイマー病、妻の名前を覚えられないほどの記憶障害が原因でアスレチックコミッションを辞任。 ゲーリー・グッドリッジ(K-1、総合格闘技) - 告白し、引退。自身の発言によると軽い認知障害があるといい、会話の途中で何を話していたか分からなくなるとしている。 ウィルフレド・ベニテス(ボクシング) 心神喪失状態。 ジェリー・クォーリー(ボクシング) アルツハイマー病、認知症、1983年にCTスキャン撮影で脳萎縮を確認。引退後、食事と着替えに介護者が必要となる。 マイク・クォーリー(英語版)(ボクシング) ジミー・エリス(ボクシング) アルツハイマー病、晩年は既に亡くなっていた妻をまだ生きていると思い込んでいた。 エミール・グリフィス(ボクシング) 晩年は全面的な介護が必要となった。 メルドリック・テーラー(ボクシング) 医学的理由でボクシングライセンスの交付を拒否され引退。引退後、テレビのインタビューで現役時代とは違い酷く吃った喋り方で話し現役時代を知る視聴者に大きな衝撃を与えた。 ジミー・ヤング (ボクシング)(英語版) 自身の麻薬関連の裁判で慢性外傷性脳損傷であるとして減刑を求めた。 ボー・ジャック(英語版)(ボクシング) 重度の認知症。椅子に座りなにもない空中にひたすらパンチを繰り出していた。 アーニー・テレル(ボクシング) 認知症。 ウィリー・ペップ(ボクシング) ボビー・チャコン(ボクシング) レオン・スピンクス(ボクシング) 認知症。 ミッキー・ウォード(ボクシング) 2006年頃に診断され、週に3〜5日は夜中に酷い頭痛と吐き気で目を覚まし、鎮痛剤を飲む生活を続けている。 フレディ・ローチ(ボクシング) パーキンソン病。 大木金太郎(プロレスリング) 頭突き一本で試合が出来るとまで言われたファイトスタイルの後遺症で、晩年はパンチドランカーの症状を呈して介護生活を余儀なくされていた ダイナマイト・キッド(プロレスリング) 相手の頭部に直撃させるダイビング・ヘッドバットを切り札とし、自分より大柄なレスラーのプロレス技を全てバンプする過激なファイトスタイルを貫いた結果、晩年は歩行もままならない車椅子生活を送ることとなった。ダイビング・ヘッドバットと脳震盪との関連性が特に強く示唆されたレスラーであり、彼のファイトスタイルに影響を受けた前述のクリス・ベノワ、ブライアン・ダニエルソンらも同様の障害に苦しむこととなった。 菊地毅(プロレスリング) 「和製ダイナマイト・キッド」と謳われたファイトスタイルと、キャリア後期に多用した立ち技としてのヘッドバットの影響により、パンチドランカーの症状を呈しているとされる。但し、菊池はこの障害を逆手に取り、奇矯な言動や奇抜な行動をファイトスタイルに組み入れて現役を続行している。
※この「疾患の疑いがある選手」の解説は、「慢性外傷性脳症」の解説の一部です。
「疾患の疑いがある選手」を含む「慢性外傷性脳症」の記事については、「慢性外傷性脳症」の概要を参照ください。
- 疾患の疑いがある選手のページへのリンク