母校横浜高校での指導とは? わかりやすく解説

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母校・横浜高校での指導

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:12 UTC 版)

渡辺元智」の記事における「母校・横浜高校での指導」の解説

渡辺恩師である笹尾監督退任時に後任渡辺推薦したこともあり、1965年横浜高等学校以降横浜硬式野球部部長就任つなぎ役監督として専修大学指導行っていた高橋輝彦の下で学んだ1968年の秋、24歳監督就任渡辺監督就任して以降原貢率い東海大相模に2勝7敗と甲子園の道を絶たれた。この当時から両校はライバル関係にあった。だが、原とは、高校野球においては、ライバルであり、敵であった同時に交友があったとされ、2014年の原の訃報報じられた際には「一世を風靡したというか一時代つくった人。大きな壁だった。打倒原、打倒相模追いかけたことで、(横浜の)今がある」と追悼している。 監督就任1年目1969年の夏の県予選決勝武相惜敗し、ショック余り北海道まで逃避行したことがあった。しかし1973年第45回選抜高等学校野球大会で、エース永川英植擁して初出場での初優勝達成2012年春史上4人目となる甲子園通算50勝目挙げた際のインタビューでは、思い出に残る勝利としてこの年広島商業との決勝戦挙げた就任当初監督専任臨時職員のような立場だったが、1976年から監督業傍ら関東学院大学2部4年通って教員免許取得したその後同校社会科教諭となる。 この頃について渡辺は、「部員全員にまで目が行き届かなかった。当時部員には申し訳なく思っている」と語っている。更に結婚し2児儲けた父親でもあった渡辺だったが、生徒指導熱が入る余り家族余り目を向けることができなかったと語っている。 横浜高校創立者である黒土四郎人生教訓座右の銘としており指導の際に用いられる内容以下の通り。 「 富士山登る第一歩 三笠山登る第一歩 同じ一歩でも覚悟が違う どこまで登るつもりか 目標その日その日支配する1980年第62回全国高等学校野球選手権大会愛甲猛擁し優勝後、思ったような試合ができず甲子園は疎か県大会でも勝利できずに悩むこととなる。1981年斉藤宏、1988年から1990年上野貴士監督として指揮執り渡辺野球部長に回った第72回大会県予選敗退後の1990年秋、渡辺高校同期当時Y校こと横浜商業コーチ務めていた小倉清一郎磯子駅再会を果たす。小倉1977年横浜監督務めたことがあったが部長職に就いた渡辺意見対立し短期間横浜去った過去があった。こういった経緯から渡辺小倉教員免許取り再度横浜指導するよう請い1994年小倉部長監督待遇就任させ長らく二人監督制」で指導した1994年には第1回AAAアジア野球選手権大会日本代表監督として出場し優勝飾った1998年には松坂大輔ら後にプロ入りした選手4名を擁し明治神宮野球大会高校野球史上5校目となる甲子園連覇国民体育大会優勝の4冠を含む史上唯一の公式戦年間無敗44勝)を達成2004年第21回AAA世界野球選手権大会日本代表監督として出場決勝キューバ完封負け喫する準優勝果たした2006年第78回選抜高等学校野球大会福田永将らを擁し優勝。この優勝渡辺1970年代から2000年代まで全ての年代全国制覇達成した唯一の人物となった2011年には、横浜過去の実績渡辺高校野球界の発展尽力した功績評価され芸術社会福祉スポーツなど分野横浜市発展貢献した者に送られる横浜文化賞第60回)を受賞。更に同年ホームグラウンド横浜市開催され第9回AAAアジア野球選手権大会日本代表監督として出場し2度目優勝飾った2012年には、横浜硬式野球部寮で栄養士務めている次女息子で、渡辺にとって孫の佳明が横浜入学し硬式野球部入部した。父(監督と息子の親子鷹は、稀にある話だが、祖父監督)と孫のパターン異例出来事である。

※この「母校・横浜高校での指導」の解説は、「渡辺元智」の解説の一部です。
「母校・横浜高校での指導」を含む「渡辺元智」の記事については、「渡辺元智」の概要を参照ください。

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