本姓についてとは? わかりやすく解説

本姓について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 17:01 UTC 版)

中目氏」の記事における「本姓について」の解説

寛政4年1792年成立の『伊達世臣家譜』では、志田中目氏本姓を「源」として申告しており、家祖寺尾大膳以来大崎氏仕えていたが、それ以前については不詳であるとしている。 しかし、長禄3年10月29日1459年11月24日)付の旦那売券御師檀那職他者売却する旨の文書)に「奥州渋谷中目殿」という記載があることから、平成古川市史』では、中目氏河内四頭渋谷氏一族惣領家見ており、この分析に従えば渋谷氏秩父平氏一員であるから中目氏も本来は平姓ということになる。また『伊達世臣家譜』にある「寺尾」という名字も、相模国渋谷寺尾郷(現:神奈川県綾瀬市寺尾本町など)に由来する渋谷氏分家名字である。

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本姓について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 10:20 UTC 版)

徳川氏」の記事における「本姓について」の解説

日光東照宮に残る家康口宣案等はすべて源家康となっており、徳川氏源氏継続的に称していたことになっているが、これは三代将軍徳川家光の代である1645年正保2年)に、散逸した分を補填したとして改変されたものである見られている。 永禄9年1566年)の叙爵実際には、「系図発見」の経緯もあって藤原家康としておこなわれており、この時点では藤原氏称していた。笠谷和比古源氏棟梁である足利将軍家家康がつてを持たなかっただけでなく、将軍家当時当主不在であるという異常事態迎えており、取り次ぎ行った近衛前久官位奏請を行うためには藤原氏一門であるほうが好都合であったという指摘行っている。 以降家康姓氏使用についてはかなり恣意的であり、藤原氏源氏その度毎に使い分けるなどしている。徳川氏源氏であるという見解明確に整えられたのは後のことであり、源氏名家である吉良氏から源義国からの系図借り受けてのことであった。これを近衛前久発給時期不詳書状で「将軍望に付ての事」と指摘していることもあり、家康源氏名乗り将軍職就任目的とした、1603年慶長8年)の征夷大将軍就任直前のものであるという見解渡辺世祐中村孝也研究以来定説となってきていた。 ただし同時代史料によると、松平氏3代の信光は加茂朝臣賀茂)姓を名乗ったものがあり、松平氏葵紋賀茂氏とのつながりを伺わせるものもあることなどから、実際に賀茂氏部民であるという指摘行われている。清康時代にもすでに安祥松平氏清和源氏源姓世良田氏)と名乗ったこともあり、家康自身今川からの独立直後である永禄4年1561年)に発給した菅沼氏への安堵状にて「源元康」と署しており(「菅沼家譜」『久能山東照宮所蔵文書』)、永禄4年から6年の間に、5点正文を含む6点に「源氏」の署名みられる米田雄介官務である「壬生家文書」にある口宣調査したところ、天正14年1585年)の権中納言就任以前口宣はすべて藤原姓であるが、天正15年1586年)などは不明であり、天正20年1592年9月徳川家清華家格とする「清華成り」の発給の際には源姓となり、以降一貫して源姓称していた事が明らかになっている。米田源氏改姓天正20年見ているが、笠谷は『聚楽行幸記』家康が「大納言源家康」と署名したという記事指摘し天正16年聚楽第行幸頃の時期であると見ており、足利義昭出家による将軍家消滅契機であった見ている。以降現存する発給文書でも源姓となっている。 1586年には秀忠豊臣氏下賜されており、家康とともに羽柴苗字許されているが、当時豊臣羽柴許可大名のみならず医師等まで幅広く行われていた。

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