本作のバグについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 05:29 UTC 版)
「北斗の拳 (対戦型格闘ゲーム)」の記事における「本作のバグについて」の解説
前述の通り本作には多数のバグが存在する。以下に闘劇08で使用が許可されたものなど比較的有名な物を挙げる(名称は通称など)。 ゲージの蓄積バグ 長いコンボを決めていくと(相手が守勢に回っている時間が長くなると)長さに応じて攻撃側のゲージ増加量やガードゲージ減少量、気絶値の上昇量に上昇補正がかかるようになっているが、コンボを終わらせて一度ダウンさせても、一定の条件下だとこの補正が終わらないという現象。弱攻撃1発でゲージが1本溜まったり、相手が気絶するなど普通では起き得ない現象が起こる。気絶耐久値が非常に高く、通常のコンボでは補正の関係で気絶する事がほぼ無いといわれるラオウでも、これを絡めて攻められるとあっさりと気絶する事がある。 レイの上昇バグ このゲーム最悪のバグとも言われる、一定の手順を踏むことで南斗撃星嚇舞の姿勢のままレイが相手と共に延々と上昇しつづける永久技。通称バグ昇竜。このバグ技を仕込んだ南斗撃星嚇舞をヒットさせると永久にHITし続けるため、この状態でKOするとKOしてもゲームが終わらず、ゲームセンターなら店員を呼んでリセットしてもらうなどしなくてはいけなくなる(よくゲーム自体がフリーズなど言われるが、実際にはフリーズは起こさない。なお、永久HIT状態のまま長いこと放置しておくと基板が熱を持つなど本当にフリーズする危険は一応ある)。ブーストゲージが一定以上あればKO前に南斗撃星嚇舞を中断することにより回避できるが、中断に必要なだけのブーストゲージが無い状態でこのバグ技に入ってしまうと中断が不可能になる。CPUとの対戦時でK.O前であればもう1台の筐体側で乱入することでも終了することができる。数々のバグ技の使用が許可された闘劇08でも使用禁止となった。PS2版の家庭用ではこのバグは修正されている。 バスケ 理論上全キャラクターが使用可能な永久連続技で、その独特な風景や使用頻度から本作の代名詞となっている。ある一定のヒット数を稼ぎ、相手キャラクターを高い所から落とすと、バスケットボールのようにバウンドすることから名付けられた。最初にこのテクニックが発見されたラオウが弱パンチを連打する姿が、漫画『SLAM DUNK』の魚住に似ているということから、種類によっては『SLAM DANK』にちなんだ通称がある。長い間数あるバグの一つと思われていたが、後に仕様ということが分かった(後述)。 バスケへの入り方は主に3種類あり、ブーストゲージを使って延々とダウン追い打ちをかけヒット数を稼ぐ「百烈」、多めにコンボを刻み空中で33ヒット程度してから落とし、攻撃→ちょっとダッシュ→攻撃を繰り返す「ドリブル」、60ヒット前後を稼いでからバニシングストライクを当ててダウンさせた所に追い討ちをかけると特殊なやられ姿勢になり連続した追い討ちが可能になる「トラベリング」等がある。永久コンボではあるが、一つのテクニックとして認知されている為闘劇08ではムテキングと共に使用が許可されている。 上記の通り「理論上」では全キャラクターが可能ではあるが、その難度はキャラクターによって様々である。基本性能が高い上にバスケに至るコンボレシピも難易度が高くないレイやユダ、当初は最弱キャラとされていたものの非常に制限の緩いバスケコンボレシピが発見されたために最弱とされなくなったマミヤに対し、始動に必要なゲージの量や要求される操作精度などから実戦で決めるのは極めて困難なシンやジャギなど差はある。またトラベリングはその特殊な仕様からラオウでは比較的多用されるコンボだが、ラオウ以外では実戦で使えるレシピが発見されておらず、事実上の専用コンボとなっている。 空中はもとよりダウンの際のバウンド中にも追撃が可能なこのゲームにおいて、永久コンボをさせないために「ヒット数が増えるほど相手の落下速度が速くなる」と言う仕様が導入されているが、同時に「落下時のバウンドの高さは落下した速度に比例する」と言う仕様と組み合わさり、ヒット数が増えれば増えるほど逆にダウン時の追い討ちがしやすくなってしまい、本来ならば永久コンボを防ぐためであったはずの仕様が永久コンボを生み出す結果となってしまった。PS2版の家庭用でもこれは修正されていない。 シンの無敵バグ 一定の手順を踏むことで、必殺技にある無敵時間が永続してしまうバグ。プレイヤーの間では「無敵」とシンが原作中で名乗った名前「KING」を合わせて「ムテキング」などと呼ばれる[要出典]。シンが全身の無敵時間を持つ行動を取る、シンか相手のどちらかが投げ技を使う、シンがカウンター技で攻撃を取られるのいずれかが起こると解除され通常状態に戻る。なおマミヤは投げが空中投げしか無く当て身投げもないため、シン側のプレイヤーがジャンプを一切せず、かつ操作ミスで自分から解除しない限りバグ技を使用された時点で詰んでしまう。闘劇08でも使用を許可されたバグの一つ。PS2版の家庭用ではこのバグは修正されている。 ハート様のアーマーバグ 一定の手順を踏む事で、一部の通常技にあるスーパーアーマー状態が永続してしまうバグ。この手順が非常に簡単である事、アーマーはついても相手の攻撃を1発耐える分のみであり、必殺技は耐えられない事など、他のバグ技に比べて悪影響が小さい事から、このバグ技の存在が広まってからはハート様の基本テクニックとして認知され、バグ技禁止のルール議論になる時も話題に上る事は少ない。 空中浮遊 一定の手順を踏むことで、地上でしか出せない技を空中で出すことができるようになるバグ。ケンシロウのもの(有情グレイヴなどと呼ばれる)がとくに有名。
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