昭和二十年の戦いとは? わかりやすく解説

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昭和二十年の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:51 UTC 版)

高雄 (重巡洋艦)」の記事における「昭和二十年の戦い」の解説

1945年昭和20年1月5日より「高雄」はドライドック修理をおこなうが、舵取機室の油圧ポンプ修理ができなかった。11日B-29重爆主砲高角砲迎撃する主砲37発、高角砲481発を消費しB-29を1機撃墜した2月1日空襲では、「妙高」と「高雄」で対空射撃おこなった同時期に人員次第転勤し幹部相次いで退艦した。 3月になると、本土に戻るために修理が行われたが、舵の修理出来ず内地回航断念されるに至ったシンガポール防衛のため、同港残留決定される5月初旬港務桟橋のそばに固定繋留されることになった艦尾切断し応急防水措置施した状態で投錨した迷彩実施された。対空戦闘関係者機関部保安員をのぞく大部分乗組員臨時陸戦隊員となり、機銃付近陸上陣地移動された。 同年7月31日シンガポールのセレター港でイアン・エドワード・フレーザー大尉率いイギリス小型潜水艇XE3」と、同行した潜水隊員ジェームズ・ジョセフ・マグニスによって仕掛けられリムペットマイン吸着時限機雷)が高雄第三砲塔右舷艦底爆発したストラグル作戦)。幅3m長さ8m亀裂生じ下部電信室に浸水があったものの、死傷者はなく損害軽微だった。「高雄工作科の乗組員潜水調査したところ、4個のうち1つしか起爆ていない爆薬発見された。「高雄」の乗組員達はイギリス系共産党系のゲリラ仕業判断しており、豆潜水艦工作知ったのは戦後になってからだった。この後も、主缶補機類発電機など)は使用可能であり、自力での投揚錨通信電力供給など可能な状態で8月15日終戦の日)を迎えた終戦時の「高雄乗組員817名。第十方面艦隊司令部が「高雄」を使用するため157名が残留し艦長以下660名がマレー西岸バトパハに移動命じられ、約2年間の強制労働強いられた降伏理などが進められる間、「高雄」と「妙高」はシンガポールにおける人員宿泊・他艦船修理通信などの担任母艦ホテルシップ)として使用された。「高雄」は第十方面艦隊司令部使用した9月12日降伏調印式がおこなわれるその後イギリス海軍接収されたが、引渡し受けたイギリス海軍は「高雄」と「妙高」の2隻を自沈処分とした。妙高1946年昭和21年7月8日マラッカ海峡処分され8月10日除籍された。「高雄」の処分要領9月25日伝達された。10月27日イギリス海軍によってマラッカ海峡曳航され、艦底爆薬設置10月29日夕刻キングストン弁開き機関室への注水開始午後6時30分に爆薬点火したのち、軽巡洋艦ニューファンドランド」の砲撃によって午後6時38分に「高雄」は艦尾から沈没した。海没地点.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯030505東経1004100秒 / 北緯3.08472度 東経100.68333度 / 3.08472; 100.68333 。爆破作業員および「高雄乗組員は同航した「第17日東丸」に移乗しシンガポール戻った1947年昭和22年5月3日除籍。「妙高」と「高雄」は妙高型と高雄型のネームシップ同士であり、同一船台建造され同一海戦大破しその2隻が終戦時同じ場所に居合わせ、ほぼ同じ地点自沈処分されるという奇妙な縁を持つことになった

※この「昭和二十年の戦い」の解説は、「高雄 (重巡洋艦)」の解説の一部です。
「昭和二十年の戦い」を含む「高雄 (重巡洋艦)」の記事については、「高雄 (重巡洋艦)」の概要を参照ください。

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