日本語訳注・評釈書
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津坂東陽『杜律詳解』(上中下、関西図書、1897年(明治30年)) 森槐南『杜詩講義』(上中下、文会堂書店、1912年)- 抄訳新版(全4巻、平凡社東洋文庫、松岡秀明校訂、1993年、ワイド版2009年) 鈴木虎雄『杜甫全詩集』(全4冊、日本図書センター、1978年。『杜少陵詩集』1928~31年刊の復刻版)- 全訳〔仇兆鰲の配列順〕全詩に訳注が施された代表的な訳本の一冊。仇兆鰲の『杜詩詳注』に基本的には依拠しつつ、訳者自身の解釈も反映。 鈴木虎雄『杜詩』(全8巻、岩波文庫、復刊1989年、2005年ほか)- 抄訳元版は戦前刊の全訳・注解を、黒川洋一が補訳・表記改訂。 清朝の乾隆帝の乾隆15年(1750年)に成立した勅撰詩集『唐宋詩醇』全47巻中の杜甫詩に訳注を施したもの。唐の李白、杜甫、韓愈、白居易、宋の蘇軾、陸游の六人の詩を選び、詩ごと、詩人ごとに評を付す。日本では李白、杜甫の部分だけ江戸時代に翻刻された。 黒川洋一『杜甫 中国詩人選集』(岩波書店(上・下)、1957-59年、「新修 中国詩人選集」(全1巻)、1983年)- 抄訳 目加田誠『杜甫 漢詩大系9』(集英社、1965年)。新装版『杜甫 漢詩選9』(集英社、1996年)- 抄訳 目加田誠『杜甫 中国詩人選3』(集英社、1966年)。新装版『杜甫 中国名詩鑑賞4』(小沢書店、1996年)- 抄訳 吉川幸次郎『杜甫 世界古典文学全集28・29』(筑摩書房、1967-72年、復刊1982年、2004年ほか)- 抄訳 吉川幸次郎『杜甫詩注』(全5冊、筑摩書房、1977-83年)。逝去により5冊目中途で刊、下記は新訂版- 抄訳 小野忍・小山正孝・佐藤保編訳『杜甫詩選』(全3巻、講談社学術文庫、1978年)- 抄訳 黒川洋一『杜甫 鑑賞中国の古典17』(角川書店、1987年)- 抄訳 黒川洋一編訳『杜甫詩選』(岩波書店、1991年、ワイド版1994年)- 抄訳 吉川幸次郎『杜甫詩注』(興膳宏編、第1期・全10巻、岩波書店、2012-2016年)- 抄訳弟子興膳宏らにより2012年より加筆修正が施され、遺稿を含め引き継ぎ第1期を出版。第2期・全10巻は時期未定 『杜甫全詩訳注』(全4巻、講談社学術文庫、編者代表下定雅弘・松原朗、2016年6月-10月)- 全訳〔仇兆鰲の配列順〕最新の研究を反映しつつ、全詩に訳注を施した訳本。 川合康三『新釈漢文大系 詩人篇 六・七 杜甫』(明治書院、2019年5月-)全12巻(後者は2022年予定)- 抄訳
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