日本統治時代の抗日組織などの軍服とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 日本統治時代の抗日組織などの軍服の意味・解説 

日本統治時代の抗日組織などの軍服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 20:37 UTC 版)

軍服 (朝鮮半島)」の記事における「日本統治時代の抗日組織などの軍服」の解説

朝鮮抗日組織多くは、国内での活動ままならず大陸軍事拠点とした。従って、軍服もその拠点とした地域における援助組織影響色濃く受けている。例えば、初期東北部拠点とした独立軍諸派中国北洋陸軍風、あるいはソ連赤軍風の軍服着用しているケース多く見受けられる中国国民革命軍訓練受けた朝鮮義勇隊は、略帽軍衣国民革命軍民国18年制式民国24年制式供与された。 韓国光復軍軍装は、朝鮮義勇隊同様に国民革命軍と同じ軍装であったが、略帽青天白日章の代わりに太極章付けていた。この帽章1943年五芒星太極章囲んだ図式へと変更される大戦末期になると、米軍装備中国軍普及されたことを受け、M41ジャケット英語版)やアイクジャケットジャックブーツなどを使用するケース見受けられる1945年2月 になると、光復軍は独自の制服有した。この制服折襟で、胸2点プリーツ入り丸型の貼りポケット、腰2点フラップとなっている。左胸に部隊章付ける、左胸ポケット万年筆用の穴があるなど国民革命軍影響も残る。米軍式の制帽使用略帽日本軍風の顎紐付いた戦闘帽日本国民服用の様な耳当て付いた戦闘帽米軍ギャリソンキャップ使用するうになる兵科章は襟に着け階級章軍官は肩、下士卒は袖に付ける。階級呼称大韓帝国時代強く意識したものとなっている。制定からわずか半年終戦となった事で調達が間に合わなかった、あるいは調達はされどそれを着用して記念写真を撮る余裕がなかったためか、この制服一式着用している例は上級指揮官以外少なく多く米軍軍装との混用や、日本軍開拓団から鹵獲した被服改造した事もあった。 一方東北抗日聯軍などの共産党抗日パルチザン帝国陸軍軍装ないし開拓団協和服を鹵獲した、あるいはその影響強く受けた思われる制服着用しており、98軍衣彷彿とさせる折襟軍衣サムブラウンベルト赤い星付いた戦闘帽といった出で立ちであった。しかし、こうした姿はプロパガンダ好ましくない判断されたのか、現在の抗日パルチザン取り扱った各種宣伝芸術では、戦闘帽ではなく紅軍のようなハンチング帽変えられている。女性兵士ソ連式のクラッシュキャッププリーツスカートであった独立軍兵士 金佐鎮および北路軍政隊員北洋陸軍風の襟章肩章見受けられる1920年10月大韓民国臨時政府陸軍満参議府(朝鮮語版隊員1923年韓国光復軍将兵国民革命軍同一軍装着用しているが帽章異なる(1940年9月重慶韓国光復戦線青年工作隊。国民革命軍同一軍装もあれば中山装もある(1939年柳州1945年制定光復軍制服着用した池青天総司令中央)、金学奎(右) 光復軍制帽李範奭 光復軍兵士米軍風の野戦服を着用している。能瑞(朝鮮語版)、金俊燁(朝鮮語版)、張俊河1945年8月光復軍指揮官日本軍戦闘帽風の帽子被っている。李範奭 光復軍第2支隊隊員。(1940年光復軍兵士制服開襟にして着用し米軍風のギャリソンキャップ被っている(1946年東北抗日聯軍男女軍装金日成金正淑 モザイク画描かれ東北抗日聯軍比較実際のものに近い女性兵士比べ男性兵士紅軍のようなハンチング帽変えられているのが分かる

※この「日本統治時代の抗日組織などの軍服」の解説は、「軍服 (朝鮮半島)」の解説の一部です。
「日本統治時代の抗日組織などの軍服」を含む「軍服 (朝鮮半島)」の記事については、「軍服 (朝鮮半島)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「日本統治時代の抗日組織などの軍服」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日本統治時代の抗日組織などの軍服」の関連用語

日本統治時代の抗日組織などの軍服のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日本統治時代の抗日組織などの軍服のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの軍服 (朝鮮半島) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS