批評・受賞歴
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「あの晴れわたる空より高く」の記事における「批評・受賞歴」の解説
『BugBug』2014年11月号に本作のレビューが掲載された。本作では物語の序盤はロケットの発射シーンで始まり、発射直前になって時間が遡り本編が始まるという構成が取られている。この構成に対しレビューでは「演出が実に心憎い」と評され、本作では冒頭シーンに限らずワクワク感を出すのが非常に上手いと述べられた。シナリオに対しては、マイナーな部活が廃部の危機に陥るのはよくあるパターンであると指摘されたが、物語では問題が次々に発生することで目が離せなくなり知らず知らずのうちに物語に引き込まれると述べられた。また、本作はロケットを抜きにしても部活青春ものとして十分によく出来た作品であると評された。本作ではロケットの説明のために様々な専門用語や図解CGが登場する。これに対しレビューでは「少々とっつきにくいと感じる人もいるかもしれない」と指摘されたが、専門的な知識はゲーム内の辞書で詳しく説明されるためロケットに関する知識がない人も楽しめる作品だと評された。 本作は萌えゲーアワード2014にて準大賞と金賞・シナリオ賞を受賞した。萌えゲーアワード2014においては、数少ない複数賞受賞作となった。 準大賞の講評では、本作で最も評価されたのはシナリオだと述べられ、ロケットに対するこだわりが強く高度な専門知識が多く盛り込まれていると指摘された。また、主人公達のロケットに対する情熱はユーザーを夢中にさせ、高度な専門知識さえもすんなり読めてしまうと述べられた。本作がロングセラーとなった勝因として、ロケットを宇宙に打ち上げるという視覚的にも感覚的にも分かりやすいテーマを選んだことが挙げられた。講評では東日本大震災の際にチュアブルソフトが体験した苦労についても言及され、こうした苦労を乗り越えて作品を作り続けてきたことが本作のような感動の名作を生んだ要因であると述べられた。 金賞・シナリオ賞の講評では、本作は抜きん出てシナリオが素晴らしく、物語として大変優れていると述べられた。ロケットを飛ばすために努力する中で繰り広げられる青春群像をシナリオライターは見事に描き切っていると指摘された。ロケットのハードに関する説明が分かりやすく説明されているために読者は無理なく物語に引き込まれると述べられ、プレイ後の読後感は爽快と評された。シナリオライターに小説家を起用した点については、美少女ゲームのシナリオライターが小説の執筆やアニメの脚本に転向する昨今の風潮とは真逆の発想であると指摘され、今後の美少女ゲーム業界の方向性に対する一つの試金石であるとまで評された。 チュアブルソフトによれば、本作のプレイ後に「ロケット打ち上げ中継を見るようになった」「宇宙センターの見学に行くようになった」との報告がユーザーから寄せられた。
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批評・受賞歴
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「PRIMAL×HEARTS」の記事における「批評・受賞歴」の解説
『BugBug』2014年11月号にて本作のレビューが掲載された。本作ではネットスラング・パロディ・メタ発言が頻繁に登場すると指摘され、これらのネタは会話の流れを断ち切るような不自然な使い方ではないので元ネタを知らなくても問題なく楽しめると述べられた。本作では登場人物同士のハイテンションなやりとりが物語を支えており、これが本作の見所の一つであると述べられた。シナリオに対しては、ヒロインが主人公に恋心を抱く過程や恋心を自覚する過程が共通ルートにて丹念に描かれていると評された。キャラクター造形に対しては、主人公のスペックがチートであり、ご都合主義的であるという声が上がりそうだと指摘された。しかし、スペックが高いだけに逆境を跳ね返して問題を解決する展開が痛快であるとも述べられた。総評として、本作はヒロイン4人のバカップルぶりが堪能出来る作品であり、初心者から美少女ゲームの匠にまでお勧め出来る、萌え・エロ共に大満足の作品であると述べられた。 本作は萌えゲーアワード2014にて8月の月間賞と金賞・エロス系作品賞PINKを受賞した。講評では、終始ドタバタとしたコメディを貫き通しているシナリオに関心したと述べられ、グラフィックはトップレベルと言えるクオリティでエッチシーンにも手抜きがないと評された。総評として、「萌えゲー」として王道の作りであり、美少女ゲームとしての本分もきっちりと押さえた作品であると評された。 本作のシナリオを担当した吉川芳佳はサブキャラクターの美智について、「ビッチさん」というあだ名を持つ設定ゆえに大きく非難されるかと思ったが、意外と好評で驚いたとテックジャイアンとのインタビューの中で述べている。
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