平壤の戦いとは? わかりやすく解説

平壌の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/22 23:06 UTC 版)

平壌の戦い(ピョンヤンのたたかい)は、朝鮮半島平壌周辺で起こった戦闘である。




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平壌の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 05:03 UTC 版)

日清戦争」の記事における「平壌の戦い」の解説

詳細は「平壌の戦い (日清戦争)」を参照 開戦前から朝鮮半島北方混成第九旅団騎兵隊偵察任務に就いており、7月末「平壌に清軍1万集結」との情報大本営伝えられた。大本営は、30日第五師団残り半分に、8月14日第三師団出動命じた(ただし後日第三師団は、大本営指示兵站部編成変更されたこともあり、結果的に先発隊(歩兵第18連隊基幹)しか平壌攻略戦参加できず)。8月中旬漢城到着した第五師団長野道貫陸軍中将は、情勢判断結果朝鮮政府動揺させないためにも、早期平壌攻略が必要と判断した第五師団北進開始した9月1日、同師団第三師団その他で第一軍編成された。12日仁川上陸した第一軍司令官山縣有朋陸軍大将第五師団宛に「第三師団到着待たず従来計画により、平壌攻撃実行すべき」と指示したカタカナ平仮名書き換え読点入れた)。 李鴻章から、平壌集結した清軍の総指揮任されたのは、成歓の戦い敗れた志超提督中将相当)であった9月7日は、光緒帝諭旨督促を受け、7,000人の迎撃部隊(4将の部隊から抽出して編成)を南進させた。しかし同夜、「敵襲」との声で味方同士発砲し死者20人・負傷者100人前後を出して迎撃作戦失敗した後年日清戦史研究総括した誉田甚八陸軍大佐は、分進合撃する日本軍への迎撃作戦について、少なくとも平壌陥落時期遅らせる可能性があったとした)。13日は、包囲される前に撤退することを4将に計ったものの、奉天軍を率い左宝貴監禁したため、清軍は4将が個々に戦うこととなる。 9月15日予定通り日本軍平壌攻略戦始まった(ただし西側師団長・直率部隊攻撃参加せず)。北東から前進予定歩兵第十旅団長立見尚文陸軍少将に「午前8時前後ニハ平壌ニ於テ貴閣下握手シ……」と前日返信していた大島旅団長率い混成第九旅団は、南東から平壌城・大同門対岸近く大同江右岸)まで前進したものの、右岸堡塁機関砲阻止され露営地に退く(戦死約140人、負傷290人)等、夕方近くになると戦況膠着こうちゃく)していた。しかし、徹底抗戦派の左宝貴反撃出て戦死したこともあり、午後4時40分頃、平壌城に白旗が立ち、休戦後に清軍が退却するとの書簡日本軍渡された。もっとも、傷病兵を除く清軍は、休戦前に平壌城から脱出し替わって日本軍入城した。 なお日本軍は、進軍優先したため、この戦いで糧食不足に悩まされ、最もよい混成第九旅団でさえ、常食携行口糧それぞれ2日分で攻略戦臨んだその後補給苦しみ、しばしば作戦行動制約になる)。糧食不足は、平壌で清軍のもの(第五師団1か月分)を確保したことにより、当面解消された。

※この「平壌の戦い」の解説は、「日清戦争」の解説の一部です。
「平壌の戦い」を含む「日清戦争」の記事については、「日清戦争」の概要を参照ください。

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